早坂香須子のインスタグラム(kazukovalentine) - 5月21日 15時19分
神宮外苑の再開発について思うこと。
森を守るには、3世代100年人が同じ思いが必要と言います。
神宮の森を造った日本初の森林学者・本多静六さんはドイツで森林学を学び、時の首相から神宮の森をスギ林にするよう求められたのを説き伏せ、100年後の多様性のある森を実現した人物です。
2019年、ドイツ在住の森林環境専門家・池田憲明さんに黒い森を案内していただいた時に、本多静六という名前と功績を知りました。
神宮外苑の再開発で1,000本の木が切られると聞き、計画見直しの署名はしていたものの、その時はまだ自分事として受け止めていなかったと思います。
それが先月、私の森の間伐をお願いしたところ、打ち合わせ以上に木が切られて均一的なカラ松林になった森の姿を見て、痛みを伴って初めて、全国で行われる皆伐に、神宮外苑の木々の伐採に、自分事として思いを馳せました。
業者さんは森とそこに住む予定の私に良かれと思って自分達のメソッドで伐採したわけで、誰が悪いとかではないし、光が入ったことでまた再生してくる生命もあります。
でも、切ってしまった木は戻りません。
ドイツでは、産業革命で燃料や資材として伐採され、木が国土の10%以下になった反省から、国を挙げて種の多様性、大きさの多様性を大切にした持続可能な森づくりに舵を切ったそうです。
私は私の反省から、森づくりプロジェクトを再スタートします。
ひとつの森で起こることは、土中の菌ネットワークで世界中の森に繋がり、川、海、全ての環境と影響しあいます。
私たちはいつからでも、自然に生かされる暮らしを選ぶことができる、森がそう教えてくれたんじゃないかと思うのです。
神宮外苑の再開発は、建物の老朽化で必要な部分もあるのは理解できるし植林もするそうだけど、樹齢100年の木は一度切ったら戻らないから。
100年の森を残してくれた本多静六さんがもし今生きていたら、何と言うかな?
そんなことを考えながら、今日も森に向かいます。
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2023/5/21