干場義雅のインスタグラム(yoshimasa_hoshiba) - 2月20日 20時28分
「素敵な若者たち……」 今日は名古屋で、僕がディレクションするバッグのブランド、ペッレ モルビダのトークショーがあった。
いつものように、お気に入りのネイビーのブレザースタイルで、少し青い色が着いたメガネをかけてステージに向かった。
大勢のお客様がいらっしゃっていていて、トークショーが終わった後も、ファッションの質問やお客様との撮影やらで、ひっきりなしに大勢の方が駆け付けてくれた。
お客様一人一人にスタイリングのアドバイスをする時間も中盤に差し掛かった頃……。 まだ年頃20代の、でも干場的な色使い、ネイビーとベージュ、ブラウンスウェードの組み合わせをした、初々(ういうい)しくて、なんともかわいらしいお洒落なカップルが来てくれた。 「ありがとうございます。ご愛用いただいているんですね」と僕が声をかけたところ……。 「はい、以前から干場さんの大ファンなので、このベージュのクラッチバッグ、凄く気に入って使っているんです」と言ってくれた。
「バッグも格好良いものが沢山ありますし、今日はパターンオーダーも出来ますので、良かったら見ていってくださいね」と言ったら……。
「バッグは高いので、革小物しか買えないんです。でも、いつかお金を貯めて買おうと思ってて。実は……(恥ずかしそうに)。お財布も愛用してるんです。でも、袋に入れて使ってて……」 と、愛用しているクラッチバッグの中からお財布を見せてくれた。
なんと、 傷がつかないように、買ったときに着いている不織布にお財布を入れて大切に使ってくれていたのだ。
20代の彼にしては少し値段が高いお財布を頑張って買って、とっても大切に使ってくれていた。そして、そんな優しそうな彼の隣には、同じように優しそうな目をした彼女が寄り添っていた。
なんて素敵な若者たちなんだろう……。 青い色が着いたメガネの奥で、僕はずっと涙が溢れていた。
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2016/2/20