【第1話彫り師さんになりたかった話】〜〜なりたかった職業シリーズ〜〜・振り返ってみると諦めの多い人生でした。・これまで「わたし、〜になる！！」と声高に宣言した将来の夢が10個くらいあります。←つまりどれも叶ってない。・そのひとつが"彫り師" 怖いもの知らずで非常識だったわたしは高校3年生のとき、彫り師さんってかっこいい！と憧れ、電話帳で調べた彫り師さんに電話をして「働かせてください」とお願いしました。・普通だったらその時点で相手にされないと思うのですがその彫り師さんは一回お店においでと言ってくれたので喜んで行きました。・彫り師さんはお客さんの施術を終えると手を止めて私に真剣に話してくれました。・「甘い世界じゃないんだよ。ここの店だって何度もヤクザにカネ払えって詰め寄られたりした。それでも、たとえ女性でもそういう輩に立ち向かわないといけないことだってある。タトゥーって基本的に一生消えないから、それをまだ18そこらの君に彫って欲しいっていうお客さんはいると思う？信頼を得るためにはお客さんで試すわけにはいかないんだから自分の体を練習台にしてやるしかないんだよ。俺だって指から首から全身全部タトゥーいれてるだろ？それもできるかい？お客さんのイメージを描き起こすのにもちろんデザインの勉強だって必要だ。人生はね、長いんだから急がなくていいんだよ。沢山まわり道をした方がいい。その経験はマイナスにはならないからね。それでもやっぱりここで働きたいって思うならそのときまたおいで。」・・そう言って渡してくれた名刺は今でも持っているけど、なんだかあっけなく心変わりしてしまった自分が情けなくてそれから一度も会いに行けていないのです。 #彫り師#目指したことが#親にばれて#進路指導室に#監禁#言いつけ通り#まわり道#沢山しました#18歳#憧れの##タトゥー#甘くはなかった#思い出話#息子が彫り師になりたいって将来言い始めたら#あわわわわ#イラスト#絵日記#エッセイ#漫画#育児絵日記#どこが#彫師さんになりたかった話#なりたかった職業シリーズ

marige333さん(@marige333)が投稿した動画 - 2016/05/29 02:54:26