猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 10月7日 23時24分

メインフレーズのアイディア出るのは思ったより早かった。これがどう展開するかは別として。私の音楽感覚にはコードという概念がない。和声でしか頭のなかで鳴らないのは、昔から。作曲の仕方は人によって様々だと思うんだけど、最初にコード展開を組むというやり方で自曲を書いたことはいっぺんもない。できないのだ。（書いたものに最終的にコードをつける、というのはできる）逆に言えば、浮かんだメロディーは素描のようになんの規制もなく自由に泳ぐ。頭に浮かんだ素描は、すぐには書き留めない。しばらく泳がせておいて、良くないフレーズはいつの間にか消えてしまう。自分の感覚にすら残らない曲は、人の心に残るはずもなく。今夜は5日間泳がせて残ったものを書き留めた。これをまた泳がせる。すると頭のなかで尾ひれや背びれをつけた美しい魚に育つものが出てくる。そんな感じ。ちなみに1分間で3曲分の素描を頭のなかで書くこともあれば、1週間何も出ないこともある。今のところ、作曲の扉さえ開けば、社会性を失う代わりに曲ができなかったことはない…という未知の領域を今回も信じてみる。

#猫沢音

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