朝、突然家のインターホンが鳴り響いた。寝ていて時間の感覚を失っていた私は、頼んでいた宅配物が届いたのかと飛び起き、インターホンの受話器に向かおうとした。その矢先、家の前でガチャンガチャンと結構な音量の物音がした。宅配業者が玄関先で暴れているのか？と思いながら、ふと時計を見ると…昨日、早朝野球に出掛けた時間とほぼ同時刻。確かに宅配便の指定時間を午前中にしたが、早過ぎる。ならば誰？私の頭の中に浮かんだ答えが外れていたらどうしよう？…と一抹の不安を抱えながら、一つしかない答えを合わせる為に、インターホンにすら出ず、玄関のドアを開ける。随分昔のクイズ番組でみのもんたさんが『正解！』と言うのが好きだった。あれに酷似した『正解！』が頭の中に響いた。ドアを開けると、赤ら顔で焦点の定まらない嫁が立っていた。嫁がゆっくりと視線をあの時のみのもんたさんのように私に向け、『正解！』と言う代わりにまぁまぁなボリュームで言った… 『ファック！』スラム街の黒人か？！とツッコもうかと思ったが、嫁の手元の携帯を見て言葉を失った… 嫁の持つガラケーは液晶部分が無く、プッシュボタン部分だけになっていて、二つ折り携帯が、見事に二つ折れになっていた… 何してんねん？！と悲しさ満開で訊く私に、嫁は怒り満開で答えた… 『何回も電話した！』殊の外、酔ってしまった嫁が私の助けを求めて電話したのに、全く返答が無かったので、腹を立てて携帯を潰した… 普通なら考えられないが、この光景をロンドン五輪の年に見たような記憶が…４年に一度のガラケーファック。こういう場合、決して怒ってはならない。前回のロンドンでの教訓を活かし、私は「ゴメンな！寝てて気付かんかった…」と何度も謝り、“リオ”のカーニバル並みに陽気な気分に持って行こうと抱き抱えるように家に上げ、取り敢えず気分を落ち着かせた… 急いで、寝室に置き去りにした携帯電話を確認しにいく。一体どれほど電話をしてくれていたのか… 携帯を見ると、着信履歴はゼロだった… いや、何処に掛けとったんや！？と訊こうと嫁を見ると、冷蔵庫を開け放し、ズボンを脱ぎ、歯をガチガチ言わせながら、震えていた。何してんねん？！と訊くと、嫁は逆に質問をして来た… 『ここはロシアか？』家や！ #mycharmingwife #2012ロンドン五輪 #2016リオ五輪 #酔妻画 #すいさいが #私の嫁の可愛い事情 #マイチャーミングワイフ #森田展義 #二つ折れ携帯 #ガラケー #ロシア #早朝

nobmorleyさん(@nobmorley)が投稿した動画 - 2016/10/28 13:32:22