黒沢あすかのインスタグラム(kurosawa_asuka_official) - 1月25日 06時44分
「沈黙〜サイレンス〜」私的エピソード②
写真/あまりの暑さに汗が止まらず、メイクはあっと言う間にはげ落ち、ノーメイクで撮影
撮影初日
長屋のセットに案内されました
しばらく待っていると・・・ 「監督が来られました」の声が・・・ オーディションの日から5ヶ月
この日初めて、マーティン・スコセッシ監督にお会いできました
スコセッシ監督は
『わたしはあなたのことをよく知っています。そしてどれだけ素晴らしい女優であるかと言うことも。会えてほんとうに嬉しい』
そういって握手をしてくださいました
わ、私のことを知ってる?わたしを・・?
〈素晴らしい女優〉はリップサービスとして、存在を知ってくれているだけで天にも昇る気持ちでした
そしてゆっくりと撮影がスタート
撮影スタイルは別段、日本との違いを感じることはありませんでした
撮影現場でご一緒したのは、主演のアンドリュー・ガーフィールドさん/窪塚洋介さんのお二人だけ
スコセッシ監督はカットを掛けるごとに姿を現してくださり 「Excellent!」「Greate!」とつねに言葉を掛けてくださいました
心もからだも萎縮せず、今までにない集中力で、すべてを任せてくださるスコセッシ監督の信頼に応えなくては
その一心でした
ロドリゴ(岡田三右衛門)の妻として引き出され、絵踏みするリハーサルのとき、
アンドリューから「あなたに手を差し出すから、その手を取って、踏み終えるまで支えて(精神面の支え)欲しい」という演技プランを出されました
私は「そういった振る舞いをするのは、この時代の女性からすると難しい」と説明
それでもやってみようと、その演技プランを2度ほどした時スコセッシ監督がいらっしゃり
ご自身の胸に手を当てながら、アンドリューへ"その解釈は違うんだ"と指導
熱くディスカッションし合うお2人を間近で見ながら、監督の日本に対する認識と理解度に感動と嬉しさを覚えました。
続きはのちほど・・・ 追伸:私は「最後の誘惑」の大ファン!ウィレム・デフォー/ハーヴェイ・カイテルをこの作品で知り、夢中になりました
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2017/1/25