北野貴之のインスタグラム(takashi_kitano) - 2月10日 18時18分

朝7時からゴミ掃除。
地域の生ゴミ回収から始まり、サトウキビの葉やマンゴーの、食べたもの、商品にならない生物、生活の生ゴミ。たまに袋にはトイレがない家の場合、糞尿が混じるのがケニア。
ケニアの国、アフリカはまだ、分別という習慣がなく、ビニールに入れたままだったり、プラスチック。
そのビニールを素手で分けるのが一手間。
もちろん匂いもひどいです。現地の方は素手、マスクなしでされていましたが、自分は流石に衛生的なこともあり軍手とマスク着用。
その生ゴミを天日干しにすること、約2〜3ヶ月。畑の最高の肥料のようです。
次にそれが終わると、土に思えるのは、人の排出物。肥溜めを集め、水でろ過し、破壊する菌を入れて水の中で2ヶ月。
その後水を抜き、土の上で日向に干して6ヶ月〜8ヶ月乾かした土ということです。袋に詰める作業から、荷台に積み上げ、降ろす作業までです。
現地の人と協力しながらときには、腕が泥塗れになって。
これもまた、畑の肥やし、肥料に最高のようで、開発したようです。
糞尿の土でしたが、生ゴミの素手の回収の時よりは異臭はしませんでした。
ここで働くケニアの人は、もともとは家がなく寝る家がなかったり、浮浪者として育ったスラムで育った子達だそうです。
この生ゴミから、たまに少し傷んだ玉ねぎ、イモがあっては、荷台からぽいとそとに投げます。お昼にするらしいです。
ただ、彼らの素晴らしかったのは仕事へのモチベーションがとんでもなく高いんです。
生ゴミの袋を担ぐ袋からは、滴る生ゴミの水。
それを背中に担ぐ姿、服はもちろん得体の知れない水で濡れたりしています。
現地の人が曰く、2度と同じ生活に戻りたくないという気持ちがその働きになるようです。
因みに彼らの一回の賃金は400円です。それが週に2回あって、月にすると1600円ぐらいの賃金です。
積んでは、20分ぐらい走り、その時の荷台は、糞尿の袋か、生ゴミの異臭の上に漢達が全員上に乗ります。
道はまだがたがた、赤土の砂煙、本当に落ちそうになりながら、荷台に9人乗りました。
終わったのは13時。終わった後のお水がどれだけ美味しかったか。彼らは自分達が飲んだら一発でお腹を下すと言われる、水道水を美味しそうに飲んでました。
一枚の写真では伝えきれないですが、これも現実です。

#earthfamily

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