風谷南友のインスタグラム(nayu.jp_149cm) - 5月30日 23時00分
6/3日に公開される映画「花戦さ」を一足先に見させて頂きました。
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目に美しく、心が美しくなる映画でした。
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日本の誇る能楽師、野村萬斎さん扮する池坊専好さんが、天下を獲った豊臣秀吉に、立ち向かうお話。
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立ち向かう、と聞いた時点でアレ?と思う方もいるのでは?私もそちらに近いです。
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豊臣秀吉さんと言えば、知恵と努力で、織田信長さんの信頼を得て、天下を獲った方。
良い人なんじゃないの??
実際、知恵のあった努力家のように描かれたドラマや映画は沢山ありました。
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でも、よく考えてみると。
まず、戦さを起こすこと。
力で相手を制すること。命をとること。
が、良い人だとは、私は思えません。
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何かを守るためだったとしても、上に立った人が、暴力を使うことはいかがなものでしょう。。
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少し話がそれたので戻しますが、
今まで、天下人が主役のお話(←私はココに若干意義があるワケです。)は沢山あったと思いますが、この「花戦さ」は違います。
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池坊さん、そして戦国の世で頑張って生きている、庶民の方々側から見たお話です。
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手に持つものは、武器ではなく、お花。
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もし、目上の人に逆らうようなことをすれば、すぐに打ち首になるような時代に、明日への光を見い出すためにはどうしたらいいのか、という 戦さ なのです。
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しかしその精神は、現代にも通づるものがあると思います。
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花を愛し…、自然を愛する方々の心の強さを学んで欲しい…。
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私がとても大好きな、ナウシカにも通づるものがありました。
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周りに流されず、自分の心に聞くこと。
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頭ではなく心で、大切なものが何かを気づかせてくれるとても素敵な映画でした。
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私も参加させて頂いている、「イケてる大人計画」のブログから、歴史学者・磯田道史さんのコメントを、知りました。
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心打つ所がたくさんありました。
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「明日、殺されるかもしれないから、一瞬の自然の美を強く愛すということでもあるんでしょう。一瞬の時を大事して茶室で一杯のお茶を味わうのも、花の美を愛でるのも死が横にあるから。」
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心がギュッてなりました。
なんて切ないのでしょう。
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でも、強いです。光を見い出す力があるのです。
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犬は、人間より寿命が短いから、感情表現が人間の7倍だと、聞いたことがあります。
嬉しい時は、本当に嬉しそうですもんね。
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今が、あるから。今は、元気に生きてるから、目一杯楽しもう。愛そう。
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今を生きてる人も、忘れてはいけないことだなと思います。
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磯田さんがおっしゃっていたもう1つのことで、
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「歴史は、違う時間や空間を生きた人間の体験を、自分の体験に活かすきっかけになるもの。自分の体験だけで判断すると、本能や情動に支配されやすく、不幸な過ちを犯しがちです。僕は、知恵の本体は歴史に宿り、歴史を知ることは、人の心をとらわれないものにし、広く解き放ってくれると思っています。」
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私、恥ずかしながら学生時代に、何故こんなに昔のことを覚えなくてはいけないんだろうと、思ったことがあります。
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しかし、歴史は人を豊かにし、自由にしてくれるものだったんですね。
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ハッと気づかされました。
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大人になってから気づくことが沢山あります。
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まずは、この映画「花戦さ」を大人の方はもちろん、是非若い方にも観て頂いて、より豊かな未来にして頂きたきなと思いました。
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6/3日から公開なので、それまでは、
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“人類共通の体験にしてほしいと思う映画”
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と磯田先生に言わしめた理由を、
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イケてる大人計画 で検索して頂いて、「昨日より今日はもっと×2素敵」ブログの5/28日の記事をご覧下さい。
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映画がより楽しめると思います。
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この手のお話つい熱くなってしまいます(><)
久しぶりの長文失礼致しました!
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あっ、写真は、ミス小野小町で、京都の太子堂白毫寺にお伺いした時です。歴史ある、お花の美しいお寺です。
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そう、お寺といえば、小野小町ゆかりの隨心院も、この映画のロケ地となったようです。
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偶然!見つけてみてね♫
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2017/5/30