2018年5月16日、6th EP「TODAY」が無事に発売されました。 エンジニアのTriple Time Studio岩田さん アートワークを描いてくれたtobird 帯のコピーを書いてくれたModern Age高野さん アーティスト写真を担当してくれた梅田さん そして、我々のパートナー、マグニフ・ホステスに 心からの感謝とリスペクトを。 ______________________ 先日、夢にとある音楽家が出てきた。 場所は小汚い居酒屋。すごく賑わっている。 僕とその音楽家は端のほうの席で向かい合って座っている。 彼は、僕が小学生の頃に亡くなっている。 僕は不思議に思ったけれど「あぁ、よかった、生きてたんじゃん。」 と、目の前にいる人の存在を素直に受け入れていた。ちなみに、周りの客は誰もその人に気付いていない様子だった。 たくさんの話をした。好きな音楽や映画の話、僕自身のバンドのこと、どんな風にあなたを見てきたか、影響を受けてきたか。あなたがいなくなって、きっと世の中はいろんなことが変わってしまったと思う、今からでもいいから戻ってきてほしい、きっとみんなが喜ぶ。とかそんな話を笑いながら聞いてくれた。 ちょうど、下北沢440でGEZANのマヒトくんと弾き語りで共演する日の朝だったから、マヒトくんの話題があがった。 「小林くん、最近面白いやつみつけたんだよ。めちゃくちゃ赤いやつなんだけどさ。もう、全身真っ赤なんだよ。」 『え?その人、僕友達かもしれないです。マヒトくんですか。GEZANの』 「あー、そいつかも。赤いよねー」 『彼は赤いですねー。今日ソロで共演なんですよ。下北で』 「そうなの?見に行こうかな、今日も赤いのかなー?」 『ああ、赤いですねー』 なんて話をしながら、だいぶ時間が流れたあと、彼は少しかしこまった様子で話し始めた 「いやー、死んじゃってごめんねぇ」 『(やっぱり…)ですよね、死んでますよね?』 「そうなんだよねぇ」 『そうかー、残念です。でも会えて嬉しかったです。』 「俺、生きてたら絶対ノーベンバーズ応援してたと思うよ。ま、頑張ってよ。」 僕はなんだか気持ちが溢れてしまい、伝えたかった感謝や想いを矢継ぎ早に話しながら号泣しているという混沌とした状況だった(パッと消えちゃうかも!という焦りもあった)。 彼は穏やかな顔でうんうんと話を聞いてくれていたけれど、さすがに少し頭を冷やそうとトイレへ行った(何故か、よく行くドトールのトイレの内装だった)。 席へ戻ると彼はおらず、会計も済まされていた。店内は何故か小洒落たバーのような雰囲気にガラリと変わっていた。 僕が呆然としながら「このことメンバーに話したらなんて言うかな」など思いを巡らせていると、宅急便が鳴らすチャイムの音で唐突に夢から覚めた。 __________________ と、ざっくり言うとこんな感じの夢を見た。文字だけで見ると少ししんみりしてしまうんだけど、とても陽気で楽しげな雰囲気だった。 僕は特別霊感があったり、第六感のようなものが冴えている人間ではないので、夢の内容を何かの啓示かのように受け取ったりはしないけれど、すごくリアリティがある夢だった。服装とか、声のトーンとかも、ありありと思い出せる(きっとどこかのビデオか何かで見た情報だったりするんだろうけど)。 その日のソロでは、彼の一番好きな曲をカバーした。 __________________ 明日から、ツアーが始まる。 すごくいいツアーになると思う。そう決めているから。 __________________ 春に会いましょう。 小林祐介

the_novembersさん(@the_novembers)が投稿した動画 -

THE NOVEMBERSのインスタグラム(the_novembers) - 5月17日 23時42分


2018年5月16日、6th EP「TODAY」が無事に発売されました。
エンジニアのTriple Time Studio岩田さん
アートワークを描いてくれたtobird
帯のコピーを書いてくれたModern Age高野さん
アーティスト写真を担当してくれた梅田さん
そして、我々のパートナー、マグニフ・ホステスに
心からの感謝とリスペクトを。
______________________
先日、夢にとある音楽家が出てきた。
場所は小汚い居酒屋。すごく賑わっている。
僕とその音楽家は端のほうの席で向かい合って座っている。
彼は、僕が小学生の頃に亡くなっている。
僕は不思議に思ったけれど「あぁ、よかった、生きてたんじゃん。」
と、目の前にいる人の存在を素直に受け入れていた。ちなみに、周りの客は誰もその人に気付いていない様子だった。
たくさんの話をした。好きな音楽や映画の話、僕自身のバンドのこと、どんな風にあなたを見てきたか、影響を受けてきたか。あなたがいなくなって、きっと世の中はいろんなことが変わってしまったと思う、今からでもいいから戻ってきてほしい、きっとみんなが喜ぶ。とかそんな話を笑いながら聞いてくれた。
ちょうど、下北沢440でGEZANのマヒトくんと弾き語りで共演する日の朝だったから、マヒトくんの話題があがった。
「小林くん、最近面白いやつみつけたんだよ。めちゃくちゃ赤いやつなんだけどさ。もう、全身真っ赤なんだよ。」
『え?その人、僕友達かもしれないです。マヒトくんですか。GEZANの』
「あー、そいつかも。赤いよねー」
『彼は赤いですねー。今日ソロで共演なんですよ。下北で』
「そうなの?見に行こうかな、今日も赤いのかなー?」
『ああ、赤いですねー』
なんて話をしながら、だいぶ時間が流れたあと、彼は少しかしこまった様子で話し始めた
「いやー、死んじゃってごめんねぇ」
『(やっぱり…)ですよね、死んでますよね?』
「そうなんだよねぇ」
『そうかー、残念です。でも会えて嬉しかったです。』
「俺、生きてたら絶対ノーベンバーズ応援してたと思うよ。ま、頑張ってよ。」
僕はなんだか気持ちが溢れてしまい、伝えたかった感謝や想いを矢継ぎ早に話しながら号泣しているという混沌とした状況だった(パッと消えちゃうかも!という焦りもあった)。
彼は穏やかな顔でうんうんと話を聞いてくれていたけれど、さすがに少し頭を冷やそうとトイレへ行った(何故か、よく行くドトールのトイレの内装だった)。
席へ戻ると彼はおらず、会計も済まされていた。店内は何故か小洒落たバーのような雰囲気にガラリと変わっていた。
僕が呆然としながら「このことメンバーに話したらなんて言うかな」など思いを巡らせていると、宅急便が鳴らすチャイムの音で唐突に夢から覚めた。
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と、ざっくり言うとこんな感じの夢を見た。文字だけで見ると少ししんみりしてしまうんだけど、とても陽気で楽しげな雰囲気だった。
僕は特別霊感があったり、第六感のようなものが冴えている人間ではないので、夢の内容を何かの啓示かのように受け取ったりはしないけれど、すごくリアリティがある夢だった。服装とか、声のトーンとかも、ありありと思い出せる(きっとどこかのビデオか何かで見た情報だったりするんだろうけど)。
その日のソロでは、彼の一番好きな曲をカバーした。
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明日から、ツアーが始まる。
すごくいいツアーになると思う。そう決めているから。
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春に会いましょう。
小林祐介


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2018/5/17

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