NIKIIEのインスタグラム(nikiiejp) - 6月7日 23時07分

今日は晴れてたけど、梅雨入りしましたね。
なんとなく今日、紫陽花のMVを見返したら涙が止まらなくなったので、長くなるけど、まとまらないだろうけど、ちょっと書くね。長いから興味ある人だけどうぞ?‍♀️ 10代の頃、不登校をしたり、消えてみようとしたり、学校という社会が違和感であふれていてどうしても好きになれず、いつも自分と同じ価値観が存在するであろう外の世界ばかり憧れてました。
そしてやっと東京に出て同じ感覚の友達ができて、音楽に必死にしがみつきながら数年が経った時、振り向くと私にはいわゆる"青春"と呼べる経験がないことに気づいて、それはそれで虚しさでいっぱいになってね。同世代の子たちと比べては落ち込んだ。
東京で音楽を通して出会った仲間たちと、お金はないけれど工夫して、誰も聴いてくれない歌を作って、誰もこないライブハウスで歌って、否定されるようなことも言われて、孤独だったけど、信じてくれる人も居たし、必死に生きてるこの時がきっと青春と呼べる日が来るって、漠然と当時の恋愛を重ねながら書いた歌。
そんな素朴でたくさんある中の一曲を、後のマネージャーが聴いて感動してくれて、沢山の人に語ってくれて、沢山の人の愛が集まって、時間をかけて沢山の人に届くように準備をして。いよいよという時、震災がきた。
どんな風に届けていいかもわからない中でMVを録った。当たり前って、すごいね、幸せだねってみんなで目を潤ませながら作った。本当なら時期を見送ることもできたけれど、今できることはなんだろうってみんなで考えて、被災地に家族がいる私の思いも汲んでもらい、無料配信、CD無料配布になった。たくさんの愛(もちろんお金も)を注いだこの曲を無料で。。
振り返ってみて、もう、音楽への愛と、聴いてくれる人への真心しかないよなって。今、当時のチームを思って改めて泣いてしまうのです。
私はあの頃、自覚がないまま心がボロボロになっていて、レギュラーラジオもあったのに何て言葉を発信していいのかわからなくて。とにかく大きな何かを自分に課していた。必死すぎてよく覚えてない。
そんな私をいっぱいの愛で守ってくれた。守りきることで悪者みたいに言われることもあったと思う。でも私はそのおかげでまだ歌えている。
結果がどうこうとかじゃなくて、紫陽花にみんなで愛を注いだあの日々こそ、随分たったけど、色褪せない私の青春時代です。私はいつ恩返し出来るのかな。
伝えたいこと、伝えたいと思った時に伝えよう。伝えられなかったことも、きっといつか伝わるよ。
長くなったけど、紫陽花が聞いてくれる人の記憶の中の景色と重なってくれれば、私はそれで嬉しいです。
#nikiie #紫陽花 #nikiiegram

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