今も絶賛新店舗の準備をしているワケですが、売れるメニューを考えてくれとか集客方法を考えるとかクーポンを作ってくれとかいろんなことを求められるワケです。もちろんそれは必要だってことは分かるんですが、それだけを考えてもそれは結局お客さまをそっちのけになってしまう。今までずっと来てくれてる方々へ何ができるか。自分が美容師になりはじめたときに何を大切にしてたか。それを最近すごく考えるのです。それは、「その人にとって一番上手い美容師になること」別に有名で無くても、コンテストで優勝してなくても、誰よりも目の前のお客さまを観察して、コミュニケーションを取って、髪をよーく触って、どんなことに悩んでそうか、まるでその人になりきったみたいに想像する。そうやって考えて考えて、一回一回カットする。その結果その髪型を褒めてもらえたりすごく気に入ってもらえたら、「ありがとう」って言ってもらえる。それが何より幸せだった。スタイリストになるとその感謝がお金を頂くという形に変わる。お金とはつまりその人が仕事に費やした時間。僕の技術にその人が一生懸命使った時間をどれだけ委ねてもらう価値があるのか。技術はその瞬間の物じゃなくどれだけ積み重ねて来たかに価値がある。ついつい美容師を何年も続けると売り上げ売り上げってなって、大切なものを見失いそうになる。原点に帰れば簡単で、わざわざお店に足を運んで髪を切りに来てくれるお客さまが一番大切。その人の為に何ができるかを考えるだけでいいってことを思い出した。余計な事を考えず、髪を切るのがただ楽しかったあの頃に戻ることにした。僕にとっての新店舗っていうのはそういう場所になる。まずは自分が楽しんで、リラックスして仕事に取り組む。そういう事に気付かせてくれるのはいつも周りの人たち。ありがとうございます? #5つ目のLUAU

yukihiro_teraishiさん(@yukihiro_teraishi)が投稿した動画 - 2018/07/31 20:50:13