【公式】ホテルニューグランドのインスタグラム(hotelnewgrand) - 9月11日 10時36分

ご宿泊された方はご存知かと思いますが、ホテルニューグランドのルームキーはシリンダータイプです。
ずっしりと重みのある鍵には、ホテルのロゴ入り真鍮製
キーホルダーが付いており燻したようなゴールドカラーには、月日の流れを感じることができます。

このルームキー、ホテル館内の中で１室のみ、
猫のチャームが付いているのです。
そのお部屋は本館318号室「天狗の間」、作家　大佛次郎先生がご滞在されたお部屋です。
幕末を舞台とした時代小説、鞍馬天狗シリーズを生み出した国民的作家である先生は「このホテルでないと、
落ち着いてものが書けない」そうおっしゃられ、10年間に亘ってご滞在されました。このお部屋で、横浜を舞台にした「霧笛」などの名作が世に出たのです。
ホテルニューグランドにとって「先生」とは今も昔も大佛次郎氏のこと。
愛猫家であった先生に敬意を込めて318号室のルームキーには猫のチャームを付けました。

ホテルニューグランドの大切な財産はお客様です。
残念ながら、戦前のゲストブックはGHQ接収時にいずれかに持ち去られましたが国内外から訪れたお客様のエピソードは、今でもホテルニューグランドに語り継がれています。

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