Paul Smith Japanのインスタグラム(paulsmithjapan) - 1月25日 11時21分


ポール・スミス2019年秋冬コレクションは、自己表現のスピリットとともに、素材と密接に結びついた英国の伝統的なアイテム、アート、パンクなどの相反する要素を融合しています。

60年代後半、機知に富んだ若きポール・スミスはテーラリングの常識的なルールから逸脱し、当時はほとんど使用されることのな かった生地を積極的に採用し他には見られないような洋服に仕立てることで、故郷ノッティンガムの経験豊かなテイラーらを魅了しました。カーテンに使用されるような素材をハンドメイドのツーピーススーツに仕立てたり、花柄のドレス素材をダンディーなシャ ツに落とし込むことでポール・スミスらしさを表現しました。そのようなルーツに立ち返り、2019年秋冬コレクションでは、伝統的なイギリスのサルトリアルコードは自由かつ大胆に再解釈されるとともに、素材や仕立てのクオリティーを追求しています。

飾らずシンプルでリラックスしたブリティッシュエレガンスが、現代のニーズに即したスタイルで登場します。厚手のキャバリーツイルを使用した30年代の英国のライディングジャケットはインスピレーションのひとつで、クラシックなものにひねりを加えることを得 意とするポール・スミスらしさを象徴しています。また、ジャケットのプロポーションは強調され、コンストラクションはモダンにアップ デートされています。かつて18オンスあった重厚なブリティッシュウール素材は軽量のイタリア製コットンウール素材に変わり、ジ ャケットは優雅に流れるような柔軟性を兼ね備えています。

ライディングコートやジャケットにアイデアを得たアイテムは、フライトトラウザーズやバイカーブーツとコーディネイトしています。ま た、パンクのニュアンスがDIY的なフィーリングで落とし込まれています。これは70年代にクチュリエとしての修行を積んでいたポ ールの妻ポーリーンが、当時ティーンエイジャーだった子供たちの洋服にジップのディテールを施したり、自宅のキッチンでミリタ リークローズを染めたりと、ハンドメイドでさまざまなアレンジを加えていたことに由来しています。

18世紀に登場しホースブランケットやフランネルシャツなどにも使用されてきた英国らしいタッターソールチェックは、メンズのナイ ロン素材のアウターウエアやウィメンズのテーラリングなどにさりげなく落とし込まれています。プリントには相反するポッシュとパ ンクの融合が見られ、絵画のようなフローラルプリントはカットアンドペーストされた力強いグラフィックやアニマルプリントとミック スされます。

ショーのミュージックリストにはロンドン生まれの若手ポストR&BシンガーTirzahやスコットランド出身のディスコカルテットAmorら の楽曲が並び、今の英国を象徴する多様なラインナップです。

2019年秋冬シーズンのコレクションは、機知に富み自己表現を追求していた初期の時代より変わらずポール・スミスの中心にあ る個性と独立性への祝福です。


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2019/1/25

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