樫原伸彦のインスタグラム(nobustagrammy) - 2月18日 00時31分
ミュージカル座の公演に出るたび芸幅が広がって頼もしい、かとう唯の熱演を見届けてきました。
え?こんな芝居もできるの?
こんな歌い方もできるの?と新たな顔をみせてくれた「タイム・フライズ」。 出番は多くはなかったものの重要な楽曲の歌唱と役柄を任せられていて、物語の核を成す大役をシッカリこなしていました。
ミュージカル女優としての確かなランクアップを感じましたよ。
全共闘の学生たちを描いたこのレビューは現世に生きる若者二人が1968年のキャンパスにタイムスリップしたというファンタジーから始まります。
1968年といえば自分は当時5才。
学校封鎖やデモをテレビのニュースでみていて
いま思えばくだらないんだけど「デモ隊ごっこ」みたいなことをやっていました。
タオルを顔に巻いて爺さんのヘルメットを借りて物干し竿を振り回して
エイヤーエイヤー…… .
連合赤軍、よど号ハイジャック、浅間山荘事件、ダッカ事件、成田闘争、、、 その10年後には、学生運動が激しかった法政大学の付属高校に入学。 「応援団・吹奏楽部」という文化系ではなく体育会系の部活に参加し、チューバという楽器を担当していました。
で、大事な応援案件が入ると大学の「応援団・吹奏楽部」にスーザフォンなどを借りに行くわけですが、その部室がどうやら学生運動のアジトになっていたようで、壁一面に「殲滅せよ」的な過激なアジ文がペンキで塗られていてウッワー!
立て看板の欠片やチラシなども無造作に置いてある衝撃的な光景を目の当たりにしたのです。
すげ〜とこに足を踏み入れちゃったな、応援団とは名ばかりの学生運動組織に入っちゃったのか?と、めちゃくちゃビビったのを今も覚えています。
全共闘世代の人たちが後に出版界、映画界に大勢流れ世の風潮や圧力に屈せず反戦、反米、反体制を訴え続けていたことを知っていたとはいえ現場(残骸?)をみたのは自分の人生においてとても重要なハプニングでした。
いわゆる自販機本と呼ばれていたエロ本の中にもドーンとアジ文が載っていて、読書が好きだった自分にはエロよりも思想闘争のメッセージの方が強烈に刷り込まれていきました。
そして自分が社会の中でどうあるべきかを考えさせてくれたのは、全共闘時代の革命戦士たちのDNAが発信し続ける映画や文芸でした。
その辺りについてはまた折をみて紹介させてもらいますね。
そんなフラッシュバックをチカチカさせてくれたミュージカル座の「タイム・フライズ」。 全共闘の時代背景をふんだんに盛り込み、当時問題化された事案を浮き彫りにして考察を加え
未来への提言としてまとめるという素晴らしい作品です。
もっとたくさん上演されて、あの時代が忘れられることなく同じ過ちや悲しみが繰り返されないよう提言され続けていくことを希望します。
回顧ではない爽やかで前向きなメッセージが、全世代を感動させてくれるような気がします。
上演中につき、ネタバレ避けのため私事に終始しちゃってさーせんw
ミュージカル座「タイム・フライズ」◎ 超オススメ
光が丘IMAホールにて2/19まで。
http://www.musical-za.co.jp/stage/タイム・フライズ2019/
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2019/2/18