松本まりかのインスタグラム(marika_matsumoto) - 2月28日 06時38分
ゆうばり国際映画祭ニューウェーブアワード女優賞。
初めて賞を頂きました。しかも、女優端くれ19年目にして、これから映像界に新しい波を起こして欲しいだなんて、今の私にそんな風に思って頂けたことがもう..なんだろう、、嬉しいし感激..うーん。じわーと、あー嬉しいなぁって。ほんと感謝しています。
中学生の時にやった初めてのドラマ、六番目の小夜子以降、私には映画やドラマに出演する事に対する強烈なコンプレックスがあって。強い憧れがある反面、私は映像にはそぐわない、と。そんな中、舞台だけが伸び伸びと生きる事を感じれる場所だった。しかしたまにやる映像では、目立ってしまう特徴的な個性をどうにか隠したかった。「自分みたいな人はいないし、役は普通の人を演じるんだから」と、どうやっても目立ってしまう余計な声質や年齢と見合わない童顔とのミスマッチ、私自身が本当に感じるリアクションをいかに抑え排除出来るか、作品や他の人を邪魔しないよう、どうにか馴染むようにやって来た。コンプレックスの塊だった。
けれどもそれは自分の本当の声や感じた真実からは掛け離れていく作業だった。
本当に感じた事を正直に表現したいという、込み上げてくる自分の本当の声..?欲求に従い、ええい!とやってしまった作品がホリデイラブで。それで皆さんに、面白いとか怖いとか好きとか嫌だとか気になるとか、なんでも沢山言って頂けた事で、私は演じる事を許された気がしたのです。
そのくらい、誰かを演じたいという欲求と、それは許されないのではないかという事の狭間で自ら自分の首を締めてきた。ただ生命維持の為に呼吸し排泄しながら、私は本当には全然生きてなかった。生きた心地がしてなかった。
そんな中18年間、死なない程度にたまに息を吸わせてくれ、生きてていいって思わせてくれる役達を与えてくれたクリエイターの方達には、本当に感謝しています。私にとってその一瞬たちこそ生きてる実感と希望だったから。
私には、うわぁこの役やりたい!今すぐこの人の気持ちになりたいっていう欲求に駆られる瞬間があるんです。最近、ふと思ったのです。なぜ私は誰かを演じたいと思うんだろう。よく考えると変だ。
中から湧き起こる疑いようのない欲求に初めて疑問を持ってみた。一体なんなんだこの感覚は。これを哲学するのは面白そうだ。
結局
私は誰かの為に演じている訳ではないのです。
自分が生きてる事を感じる為に必須だから演じてるだけなんです。
それがたまたまみんなの楽しみやワクワクになってたら、こんな最高な事あるかなと思う。
と、受賞を機に、いや受賞コメントを求められた事を機に、型にハマったキチンとコメントを書こうとしていた自分に失望し、”自分の本当の言葉”はなんなんだ?と、久しぶりにじっくり自分と向き合ってみました。膿が出た出た。笑
でもね、すごい力なんですよ。皆さんの存在は、私にとって。ほんとに。 、光
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2019/2/28