そういえば二月末で #僕らの居場所は言わにゃいでのハッシュタグが生まれてから3年が経ちました。これまでにインスタグラムへ投稿された写真は18万件を軽く超え、TwitterやFacebookなど他のSNSに投稿されたもの、ブログ、ネット記事も含めると20万件くらいになったのではないでしょうか。いや、まあ、正確な数字はわかりませんが…要は沢山の方々に賛同いただいたんだなってことで。三年間で、数えきれないほど応援の言葉もいただいてますし、一方で「居場所を言わないとか以前に、猫の写真を撮るなら捨て猫を保護したらどうです？」と少しトゲのあるご意見もいただきました。最近は家に六匹もいるので、あまり言われなくなりましたが。でも、飼えば偉いってもんじゃないのだとつくづく思うのです。そりゃあ飼えるなら飼うに越したこたぁないのかもしれないですけど、猫が好きでも飼えない人はいます。ペット不可の物件に住む人。猫アレルギー持ちの人。生活に余裕がない人。猫定員オーバー気味の人や自分の裁量では決められない若者などなど…理由は様々です。それでも、猫が好き。道で知り合った野良っこが気になって、仲良くなって、一緒には暮らせなくても彼らの暮らしに寄り添いたい。大したことはできなくても「出会ったその子」を見守りたい。そんな風に思う人たちもいます。そして、その人たちが外で暮らす猫たちに出来ることのひとつとして、このタグを使ってもらえたらいいなと思っているのです。猫の写真にタグをつける？だから何なの？と言われると、別に特別すごいことは起きないし、何も変わらないとしか答えようがないのだけど、その投稿を見た人のひとりでもタグに興味を持っていただき、その意味を知ってもらえたら。あ、猫のいる場所をおおっぴらにしない方が良いのか！たった1人がそう思ったところで世界は殆ど変わらない。けど、ちょっとだけ、確実に、優しい方向に変わっていくんじゃないでしょうか。そんな想いをタグに託して三年が経ちました。ペット生活というメディアで連載をやったり、もっと見てくれる人の間口を拡げるために猫写真以外のアカウント(@gtx_777rr )を開設してみたり、試行錯誤を繰り返しています。でも、捨て猫や虐待は今もどこかで起きてるし、虐待のターゲットや猫を捨てる場所を探す目的で猫の居場所をネット検索している人もいる。それを完全にゼロにすることは難しいのでしょう。それでも。だとしても。僕は彼らに寄り添っていく以上「僕らの居場所は言わにゃいで」と言い続ける。そして、このタグのお約束を皆さまと改めて再確認させていただければと思います。外猫の写真を撮る時は、スマホやデジカメの位置情報をオフにするインターネットに外猫の写真を投稿する時は撮影場所がわからないよう配慮するできれば、#僕らの居場所は言わにゃいでのタグをつけて、周知を促すこれだけの簡単な合言葉。いつか、こんなタグを使わなくても良くなるその日までブレることなく愚直に発信していくので、どうかヌルーい目で見守って頂けると幸いに存じます。

gtx_777rさん(@gtx_777r)が投稿した動画 - 2019/03/02 06:57:41