青木琴美のインスタグラム(aoki.kotomi) - 3月3日 20時55分
ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」、最終回を迎えました。
見てくださった皆さま、ありがとうございました。
物語を描き終えて11年。
映画版が公開されて10年。
もう思い出の中でしか会えないと思っていた逞と繭に、まさか10年後、再会できるとは思っていませんでした。
毎週木曜の夜に、最新話の完パケDVDが編集部からバイク便で送られて来ていたのですが、毎週ワクワク、楽しみにしていました。
最終回を無事迎え、もうそれがなくなったんだと思うと寂しいですね。。。 今回のドラマで、たくさんの原作エピソードを組み込んでいただいて進むストーリーは、やっぱり嬉しかったです。
各話のタイトルバックのコミックスカバーの再現も、とてもとても嬉しかった。
最終話の結婚式のシーンの撮影時、自宅で原稿中の私のもとに、タキシード姿の逞とウエディングドレス姿の繭の画像が届いたのですが、それを見た時本当に感動して、
“ああ、私、このシーン見たかったんだなぁ…”と、今まで自分でも気づかなかった気持ちに気づきました。
ドラマのラストについても、
"きっとこの制作チームの方々なら、悲しい結末にはしないだろうなぁ"と思っていました。
そしてやはり、そうでした。
ラストシーン。
笑顔で振り返った繭の視線の先には、きっと逞がいる。
希望ある結末。
私はそう受け取り、確信しています。
以前もお知らせしましたが、発売中の「僕キミ」完全版の5巻に、最終回の解説を書いています。
「僕キミ」のラストは、読んだ人それぞれが受け取ったかたち、望むラストでいい、と思っていました。
なので、どちらに取ってもらってもいいと思ってきました。
「生きたか・死んだか」ではなく「どう生きたか」を描いた物語にしたかったからです。
でも、やっぱり、そう思い、そう描いた私自身の中にも、“こうあってほしい”という願いもあって…。
それを書くことを迷いましたが、もう「僕キミ」について改めて語る場はこれが最後だろうと思って、最終回を描いた当時の、私の本当の気持ちを書きました。
興味がありましたら、ぜひ、完全版も読んでいただけたら嬉しいです。
昨年画業20周年を迎え、「僕キミ」を描き終えて11年経ちますが、今回のドラマを作っくださったキャストさん、スタッフさんの中に、かつての読者さんがたくさんいらっしゃいました。
撮影現場にお邪魔した時、そして打ち上げの席で、たくさんの方がお声がけしてくださり、皆さん笑顔で「「僕キミ」の一員になれて嬉しいです」と言ってくださいました。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」という作品が導いてくれた出会いに、感謝しています。
今回のドラマ化で、「僕キミ」という作品に新しく出会ったり、
逞と繭のことを思い出したり、
語り合ったり、
漫画を読み返したり、
映画を見返したり…
そんな時間を過ごしている方がいたら嬉しいです。
ドラマ「僕キミ」を作ってくださったキャストさん、スタッフさん、携わってくださった全ての皆さまに、心からの感謝を送ります。
とても楽しかった。
幸せでした。
そして何より、ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」を見てくださった皆さま、本当にありがとうございました。
ひとりでも多くの方の胸に、逞と繭の物語が在り続けますように。
#僕の初恋をキミに捧ぐ#僕キミ
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2019/3/3