Yukiのインスタグラム(lovableraz) - 3月12日 23時32分
心臓のマジメな話。ワン🐶
特に小型犬に多い心疾患の僧帽弁閉鎖不全症について。
よく質問を受けるし、悩んでる方も多いのかなと思い真面目にシェアします📝
実際に質問頂いた内容から3つ、Q&A形式で書いてみました。その子の年齢、その他疾患で意見は変わると思いますので参考として読んでくれたらと思います🙋🏻♀️
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Q.心雑音が聞こえたら?
→その雑音が小さくても精密検査(エコーとレントゲン)をお勧めします。治療方針を決めるのにレントゲン(心肥大、肺に水が溜まってないかなどの確認)やエコー(弁の状況や血液の流れの確認)は絶対です。検査の結果、まだお薬不要だったとしても、その時の心臓の状況を知ることで、その後の検査での変化をたどることができます。
また、心雑音の大きさと実際の逆流はおおむね比例と言われますが必ずではありません。ラズがそうでした。なので、心雑音だけでの判断はせずどうか迷わず精密検査をしてください。
検査後、初期段階でお薬が必要ないと言われた場合も、お薬をあげるタイミングを逃さない為に、必ず定期的にエコーを受けるようにしてください。悪化する速度はその子によりそれぞれなので心雑音がわかってからは1ヶ月に1度…お薬でコントロールできてるとわかるまでは短いスパンで見てもらった方が良いと思います。
Q.お薬をあげるタイミングは?
→EPIC study(エピックスタディ)ってご存知ですか?ACVIM(アメリカ獣医内科学会)でステージB2の僧帽弁閉鎖不全症の犬に対するピモベンダン投与により症状のを遅らせる効果が認められた論文が2016年頃に出てます(ステージB2に関しては写真の2枚目ご参照)
私なら、愛犬の状況がそれに当てはまる場合は迷わずすぐに投与開始します。論文の結果が全てのケースに当てはまるわけではないけど(手術以外で)現時点の最善の方法だと思うので。
Q.お薬はずっと飲ませないといけないから迷ってます。
→内服薬の目的は、発咳等の症状を抑制することです。なので、逆流がなくならない限り、内服によって完治・投薬終了はありません。よって結果的にずっと飲ませることになります。お薬は弱りかけた心臓をお手伝いするための元気玉です。躊躇し投与時期を遅らせてしまって取り返しのつかないことにならないようにしてあげてください。
健康寿命伸ばしたいね〜🐶
色々な人の話聞いてると、ヤブ獣医師もなかなかおるからな…みんな気をつけるんだぞぉ〜!少しでも疑問に思ったらセカンドオピニオンを受けよう!
#親ビンからの共有#まじめか#僧帽弁閉鎖不全症
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2019/3/12