雨晴 / AMAHARE 雨晴（あまはれ）のインスタグラム(amahare) - 3月20日 09時49分
寺田鉄平さんとの出会いは4年ほど前の暑い夏の日のこと。
是非ご紹介したい人がいるとお誘いいただき、寺田さんの窯がある愛知県瀬戸市にお邪魔したことがきっかけでした。
寺田さんは140年続く瀬戸焼の窯元の5代目。
普段は伝統的な瀬戸黒や織部といった作品を中心に制作されています。
伝統的な作品も素敵だけど今考えているイメージとは少し違うなあと思いながら窯場や倉庫を物色していると、、、 これは？
と思う作品が点在していることに気がつきました。
土の表情が豊かで黒の濃淡が印象的な花器。
中には、ヒビを金継ぎしている作品もあります。
雨晴をつくるときに大切にしたいなと考えたのは、地域性や作り手の個性をお客様にお伝えしやすいもの。
そして素材の美しさを素直に感じることができるもの。
素材は極力自然のものを使い、使う時にも自然を身近に感じることのできるもの。
まさにイメージどおりのこの花器に出会った瞬間にアドレナリンがぶわっとでてきて、3時間くらい色々なところから花器を引っ張り出しては眺めてを繰り返していました。
写真の花器はその時の一番のお気に入りです。
お店に展示するとはいえ衝動買いするにはなかなか勇気のいる価格でしたが、雨晴の象徴的な作品になると信じてお願いすることにしました。
結果、海外からいらしたご夫婦の目にとまり、日本の別荘の玄関に飾っていただいています。
その報告をすると寺田さんは声がひっくり返りながら喜んでくださったので、こちらも嬉しくなってしまいました。
この作品と寺田さんに出会えたことで雨晴の進むべき道がはっきり見えた気がしました。
そんな雨晴の大恩人である鉄平さんに今回個展をお願いできたことはとても嬉しいなあと思います。
お酒とラーメンをこよなく愛する寺田さんの作品をこれだけ沢山ご覧いただくことができるのはいまだけです。
明日の春分の日も皆さまのご来店をお待ち申し上げております^ ^
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寺田鉄平 × 雨宮ゆか × 雨晴
「花時雨 はなしぐれ」
春の雨で濡れた大地のようにしっとりとした佇まいの寺田鉄平さんの花器に日々花 雨宮ゆかさんがお花を生けたなら。
会期: 2019年3月15日（金）- 3月25日（月）
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2019/3/20
