テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 4月15日 13時33分

『父なる大河』ローヌ川は、河口近くに肥沃な田園を齎します。この一帯は、フィンセント・ファン・ゴッホが多くの作品を描いた土地です。
ゴッホの絵を再現した橋がありました。「北国オランダ生まれのゴッホは、この光と風に心奪われたのだ」と、男性が笑顔を浮かべます。
ローヌ川の畔に拓かれたアルル。古代ローマ時代の政治文化の主要都市であり、中世には宗教の一大中心地として繁栄した町です。
1888年、ゴッホは画家・ゴーギャンと共同生活を送りました。ギャラリーの主人が「芸術家気質の二人の議論は衝突するのが常で、ついにゴッホは精神を病み、療養所に入院した」と語ります。女性が「ゴッホは病状が回復すると、激しい勢いで絵を描き続けた」と言います。円形闘技場も彼が好んだ題材の一つでした。
「『絵筆を太陽の色に合わせる』と語ったゴッホにとって、この眺めが心の慰めだったのかもしれない」と、男性が闘技場から見える景色に目を細めました。

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