平泉春奈さんのインスタグラム写真 - (平泉春奈Instagram)「・・『信じたい未来』・・首筋にチクリと痛みが走る。貪るように求め合っている最中、彼が凄い勢いで私の肌に吸い付いたのだと気付きそんな事普段しない人なのにと、一瞬冷静になってしまった。・「ごめん…よか歳して、こがんことして。何か１つでも、お前の身体に残したかったけん…」息の切れた溜息混じりの低い声で彼は言った。ゆっくり彼の目を見る。なんだか泣き出しそうな顔をしていた。・・彼が地元を離れて一年が経っていた。仕事だから仕方ないと分かっていながらも会えない時間は2人の間に埋められない溝を徐々に作っていき私の心はドロドロとした言葉にできないような感情に蝕まれていった。・「何ヶ月後にまた会える」という想いは、日が経つにつれて「何ヶ月も会えない」に変わり、電話越しに彼の愛の言葉を聞いてもなんで触れ合うこともできないのに、そんな残酷な事を言うのかと、どこか恨みがましく彼を詰めたくなる気持ちが湧き上がった。・ 3ヶ月ぶりに会って束の間過ごした彼との時間は、ただひたすらに、幸せだった。でも、最後の夜は悦びよりも悲しみの方が勝ってしまった。 …いや、身体が悦びを素直に感じてしまったからこそ悲しくなった、というのが正解だ。こんなにも彼を求めていたのだと彼の熱い、愛に溢れた愛撫を受けながら痛いほど実感していた。・首筋に痛みが走ったのは一瞬で今は心が締め付けられるほど、痛い。「アザなんて、1週間で消えるばい。消えんものが…欲しいと。」ダメだと分かっているのに涙が次から次へと頬を伝う。・彼は私を強く抱き締めて、「愛しとぉと…」消え入りそうな声でそう言い続けた。まるで自分にも言い聞かせるかのように何度も、何度も。・・私達に“明日”はない。でも、きっと“未来”はある。そう、信じたい。信じて、欲しい。・・ ====================== ・・ゴールデンウィークに久しぶりの再会を果たした遠距離中のカップルさん達が、今その余韻に苦しんでいるかも、、と思い、今回のテーマです。・束の間の幸せは心に何か細い棘を刺して、それは会う度に深く刺さっていくように思います。抜けば楽になるけど、その棘は心の痛みと同時に「信じたい気持ち」だったり「叶えたい未来」もくっついてきてしまうから、何とも厄介なんですよね。ただ抜かずにいる2人のその意思や想いは、やはり素敵だなと思うんです。だから心から応援したいって思います。・・さてさて今回は！遠距離×方言シリーズでお送りしました！ ※ちなみに方言シリーズ第1弾はシンプル画アカウント( @hiraizumiharuna0204_2 )のタイトル「歯止め」でもやってます。・今回は長崎寄りの福岡の友人に翻訳手伝ってもらったんだけど、まあ、本人もちょっと悩むほど色々な言い回しがありまして。本当に言葉というのは奥が深いですね〜😂皆さんにアンケートで部分的な言い回しを聞きつつ、このような形になりました！グーグル翻訳、方言バージョンもあればいいのになー(笑) ・・・ #カップルイラスト #遠距離 #遠距離恋愛 #インテリア #ハグ #官能 #官能イラスト #イラスト #ラブシーン #胸キュン #イラストレーション #キュン #カップル #アート #恋 #ドローイング #妄想 #キスマーク #恋愛 #ポエム #美男美女 #恋愛小説 #創作ポエム #月夜 #illustration #coupleillustration #couple #lovers」5月28日 20時15分