足立康史さんのインスタグラム写真 - (足立康史Instagram)「５月７日から準備をお手伝いしてきた院内勉強会「選択的夫婦別姓について考える超党派有志勉強会」か開催され、サイボウズの青野慶久社長、作花知志弁護士、更には野口敏彦弁護士、全国陳情アクションの井田奈穂事務局長からお話をうかがうことができました。立憲民主党などによる選択的夫婦別氏案は、民法750条等を改正し夫婦間で選択的に法律上の氏を別氏とすることができるようにするものですが、戸籍実務が大きく変容する、たいへんに高いボール、豪速球であるため、与党の理解を得て成立まで持ち込むのは当面困難と考えられます。そこで、青野社長と作花弁護士が司法闘争を通じて編み出したアイデアが「呼称上の氏」案です。婚姻により氏を変えた者は戸籍法上の届出により婚姻中でも旧姓を「呼称上の氏」として用いることができるようにするという興味深い案ですが、同一戸籍同氏の原則が維持できないため、与党の理解を得るためには依然として議論に時間を要するように感じました。私が更に低いボールとして提案しているのが「通称使用法定化案」。同一戸籍において氏が統一されている現行の制度を維持しつつ、戸籍に婚姻前の氏を（通称として）付記することができるようにするとともに、法令により氏名の記載又は記録を要する場合において、戸籍に婚姻前の氏を付記した者については婚姻前の氏を（通称として）称することとするものです。もちろん、氏とは異なる「通称」という概念の法的性質については整理が必要ですし、個人の氏に対する人格的利益を法律上保護するという夫婦別氏制の理念を十分に実現できるかどうかについて、今度は立憲民主党など夫婦別姓案を提案している党派の理解を得られるか分かりませんが、一歩前進との観点から、ご理解を得られるよう力を尽くしてまいりたいと存じます。本日ご足労下さりプレゼンテーションいただいた青野社長はじめ関係者のみなさまに心から感謝を申し上げます。有難うございました。頑張りましょう！」5月29日 18時52分