テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 6月3日 12時40分

ウルグアイ内陸部。雨雲の下に、小高い丘に築かれた街が見えました。
ドゥラスノ。ここは19世紀の独立戦争時、重要な拠点となり、その後、初代大統領リベラが大統領官邸を置いた街だといいます。
街のカップルが「ここが、リベラが見晴しのきく丘に築いた拠点だよ」と教えてくれました。そして独立達成後、大統領として戻り、ここで執務したといいます。この街、この家、この部屋から、ウルグアイと大統領リベラは立ち上がりました。「独立戦士のリベラが目指したものは『自由』。その思想は受け継がれ、丘の上の一軒の小屋に人々が集まり、そして街が出来上がり、今があるのだ」と管理人が語りました。
古い建物の一つを訪ねました。かつて医者が暮らした街の文化財だといいます。聞こえてきたのはバイオリンの音色です。この建物は市が貸し出し、無償の音楽教室を開き、小中高生たちが通っています。
子ども達の真剣な眼差しに重なったのは、リベラの眼差し。
彼は広場で、建国から200年ほど経った町を見つめていました。

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