綾小路翔さんのインスタグラム写真 - (綾小路翔Instagram)「矢沢永吉さん主宰のロックンロールフェスティバル「ONE NIGHT SHOW 2019」、出演させて頂きました。このオファーを頂いた事を聞いた時「マジか？マジか！」と大きな声を上げてしまいました。結成22年、デビュー18年という、謂わば中堅どころのロックバンドともなると、“音楽を生業にして生きている”という根本的な喜びにようやく気づける様にこそなれど、こんなに飛び上がるほど嬉しいことが突然飛び込んでくるなんてなかなか無いもので。 俺はガキの頃から縦社会バリバリの環境で育ったので「先輩の言うことは絶対」が染み付いてる。ただこれ、自分にとっては決してネガティブなものではなく、寧ろ楽しんで来ました。そりゃ中にはありえないほどの傍若無人な先輩に酷い目に遭わされた事もあるけれど、基本自分が憧れて追いかけた先輩達は皆、その理不尽さや横暴っぷりまでもが何ともポップ且つキャッチーで、最早それを引っ括めて愛されてしまうという、謎の魅力の持ち主でした。少しだけ話が脱線してしまったけれど、そんな少年期を過ごしたせいか、はたまた元々年上のイトコ達に囲まれて育った事も関係しているのか、自分は先輩達と過ごす事が何より好きで、先輩達に喜んで貰える事を考えるのが一番楽しかった。今も年上を敬うという事に何の疑問も持っていないし、こんなご時世になってもそういう気持ちのまま居させてくれているのは、すべて自分が出逢って来た先輩達のおかげです。めちゃくちゃにサクセスしている人もいれば、トコトン苦労している人もいるけれど、みんな自分にはいつもカッコいい先輩のままでいてくれる。俺もああいう先輩になれる様、背中を追い掛ける日々です。 そんなわけで、皆様お気付きの通り、またちょっと脱線し始めたのですが、何が言いたいかというと「こんなにも、“先輩には絶対服従体質”の俺だけど、でもステージの上だけは別」っていう話で。 これだけは。これだけは別で。あそこはリングだから。オファーを受ける以上は、相手がどんなに大好きな先輩でも、どんなに大切な親友でも、どんなに可愛がっている後輩であろうが、例え親兄弟だとしても、一切の手抜きは許されないし、忖度など言語道断。自分の人生の中で、上も下も一切ない空間はあそこだけだと思っています。 …アレ？何か言いたい話はコレじゃない気がして来た。でもここまで来たらもう引き返せないし、とりあえず進んでみよう。 そんなある日、矢沢永吉さん主宰のロックンロールフェスティバル「ONE NIGHT SHOW 2019」出演のオファーが届いた。即メンバー達に報告して大騒ぎ。「…これは嬉し過ぎるなぁ」「ヤバいよ、これはヤバい」「でも何で？何で俺達を選んでくれたんだろう？」「…うーん」「永ちゃん自らが“氣志團、いいよね、サイコーにゴキゲンじゃん”って言ってくれたに違いねーよ」「ンな事あるわけねーだろ！」「何でもいいよな。確実に言える事は一つ。キングオブロックンロール・矢沢永吉が初めて開催するフェスに出演出来るのは、この日本中のミュージシャンの中から選ばれた僅か4組。その中に俺達氣志團が入ってるってこと。この事実以外にまだ何か必要？」「…要らない」「じゃあ、思いっきり喜ぶ？」「そうしよう！」「せーの」「やったー！」「…あのー、このイベント、もしかして矢沢さん御本人も出るの？」「は？おまえ、今まで何聞いてたの？」「ズコー」的な会話をしたものでした。（誰が誰かはご想像下さい） その日から当日のセットリストや演出について考え始めました。ジョギング中に特製の矢沢永吉プレイリストを聴きながらDIAMOND MOONまで走ったり、日本武道館や日比谷野音まで行った日も。ツアー中だったので、そこで培った事も影響していると思う。想像してはワクワクしたりビクビクしたり。気がつけば、自分達もそれなりのキャリアを積んで来たはずなんだけど、いつだってこんな少年みたいな気持ちに引き戻してくれるからロックンロールはやめられないし、何しろやっぱり矢沢永吉は別格なんです。何か、さっき随分長いこと語った気がするけど、正直もうどうでもいいんです。きっと既に色々矛盾してるかもだし、もしかしたらしてないかもだし、ああもうよくわかんない。とにかくモノアミン神経伝達物質が夥しく分泌され続けた数ヶ月でした。 出順はトップバッターに決定。「これって、永ちゃんから“おまえら、特攻隊長頼むな”って言われたって事だよな？」「ああ、間違いねーよ」「よっしゃ、やってやろーじゃねーかよ！」「俺らが切り込んで、ヒットマンのMIYAVI、スカパラ&奥田のオジキ、KREVAの若頭に繋ぎ、大トリはボスがパーペキに決めてくれっかんよ！」「責任重大だな」「おう、矢沢永吉ONE NIGHT SHOW一家の先鋒は俺らだ！命がけでブッ込んでやっからよー！」「おう！」「てめーら、一歩も引くんじゃねーぞ！」「おう！」「押さば押せ、引かば押せ、これぞ押忍の精神なり！」「押忍！」「気合い！」「押忍！」「気合い！」「押忍！」「ガッツ綾小路気合い！」「押忍！」…といった一人脳内会議を終え、メンバー達に自分の考えたセットリストを提案。 （※ここでインスタグラムの上限2200文字に到達。残念ながら未完のまま終了となります。綾小路先生の次回作でお会いしましょう！）」7月9日 5時34分 - showayanocozey

綾小路翔のインスタグラム(showayanocozey) - 7月9日 05時34分


矢沢永吉さん主宰のロックンロールフェスティバル「ONE NIGHT SHOW 2019」、出演させて頂きました。このオファーを頂いた事を聞いた時「マジか？マジか！」と大きな声を上げてしまいました。結成22年、デビュー18年という、謂わば中堅どころのロックバンドともなると、“音楽を生業にして生きている”という根本的な喜びにようやく気づける様にこそなれど、こんなに飛び上がるほど嬉しいことが突然飛び込んでくるなんてなかなか無いもので。
俺はガキの頃から縦社会バリバリの環境で育ったので「先輩の言うことは絶対」が染み付いてる。ただこれ、自分にとっては決してネガティブなものではなく、寧ろ楽しんで来ました。そりゃ中にはありえないほどの傍若無人な先輩に酷い目に遭わされた事もあるけれど、基本自分が憧れて追いかけた先輩達は皆、その理不尽さや横暴っぷりまでもが何ともポップ且つキャッチーで、最早それを引っ括めて愛されてしまうという、謎の魅力の持ち主でした。少しだけ話が脱線してしまったけれど、そんな少年期を過ごしたせいか、はたまた元々年上のイトコ達に囲まれて育った事も関係しているのか、自分は先輩達と過ごす事が何より好きで、先輩達に喜んで貰える事を考えるのが一番楽しかった。今も年上を敬うという事に何の疑問も持っていないし、こんなご時世になってもそういう気持ちのまま居させてくれているのは、すべて自分が出逢って来た先輩達のおかげです。めちゃくちゃにサクセスしている人もいれば、トコトン苦労している人もいるけれど、みんな自分にはいつもカッコいい先輩のままでいてくれる。俺もああいう先輩になれる様、背中を追い掛ける日々です。
そんなわけで、皆様お気付きの通り、またちょっと脱線し始めたのですが、何が言いたいかというと「こんなにも、“先輩には絶対服従体質”の俺だけど、でもステージの上だけは別」っていう話で。
これだけは。これだけは別で。あそこはリングだから。オファーを受ける以上は、相手がどんなに大好きな先輩でも、どんなに大切な親友でも、どんなに可愛がっている後輩であろうが、例え親兄弟だとしても、一切の手抜きは許されないし、忖度など言語道断。自分の人生の中で、上も下も一切ない空間はあそこだけだと思っています。
…アレ？何か言いたい話はコレじゃない気がして来た。でもここまで来たらもう引き返せないし、とりあえず進んでみよう。
そんなある日、矢沢永吉さん主宰のロックンロールフェスティバル「ONE NIGHT SHOW 2019」出演のオファーが届いた。即メンバー達に報告して大騒ぎ。「…これは嬉し過ぎるなぁ」「ヤバいよ、これはヤバい」「でも何で？何で俺達を選んでくれたんだろう？」「…うーん」「永ちゃん自らが“氣志團、いいよね、サイコーにゴキゲンじゃん”って言ってくれたに違いねーよ」「ンな事あるわけねーだろ！」「何でもいいよな。確実に言える事は一つ。キングオブロックンロール・矢沢永吉が初めて開催するフェスに出演出来るのは、この日本中のミュージシャンの中から選ばれた僅か4組。その中に俺達氣志團が入ってるってこと。この事実以外にまだ何か必要？」「…要らない」「じゃあ、思いっきり喜ぶ？」「そうしよう！」「せーの」「やったー！」「…あのー、このイベント、もしかして矢沢さん御本人も出るの？」「は？おまえ、今まで何聞いてたの？」「ズコー」的な会話をしたものでした。（誰が誰かはご想像下さい）
その日から当日のセットリストや演出について考え始めました。ジョギング中に特製の矢沢永吉プレイリストを聴きながらDIAMOND MOONまで走ったり、日本武道館や日比谷野音まで行った日も。ツアー中だったので、そこで培った事も影響していると思う。想像してはワクワクしたりビクビクしたり。気がつけば、自分達もそれなりのキャリアを積んで来たはずなんだけど、いつだってこんな少年みたいな気持ちに引き戻してくれるからロックンロールはやめられないし、何しろやっぱり矢沢永吉は別格なんです。何か、さっき随分長いこと語った気がするけど、正直もうどうでもいいんです。きっと既に色々矛盾してるかもだし、もしかしたらしてないかもだし、ああもうよくわかんない。とにかくモノアミン神経伝達物質が夥しく分泌され続けた数ヶ月でした。
出順はトップバッターに決定。「これって、永ちゃんから“おまえら、特攻隊長頼むな”って言われたって事だよな？」「ああ、間違いねーよ」「よっしゃ、やってやろーじゃねーかよ！」「俺らが切り込んで、ヒットマンのMIYAVI、スカパラ&奥田のオジキ、KREVAの若頭に繋ぎ、大トリはボスがパーペキに決めてくれっかんよ！」「責任重大だな」「おう、矢沢永吉ONE NIGHT SHOW一家の先鋒は俺らだ！命がけでブッ込んでやっからよー！」「おう！」「てめーら、一歩も引くんじゃねーぞ！」「おう！」「押さば押せ、引かば押せ、これぞ押忍の精神なり！」「押忍！」「気合い！」「押忍！」「気合い！」「押忍！」「ガッツ綾小路気合い！」「押忍！」…といった一人脳内会議を終え、メンバー達に自分の考えたセットリストを提案。
（※ここでインスタグラムの上限2200文字に到達。残念ながら未完のまま終了となります。綾小路先生の次回作でお会いしましょう！）


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2019/7/9

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