佐藤佳菜子さんのインスタグラム写真 - (佐藤佳菜子Instagram)「週末、出かけていたバースで蚤の市をのぞいたときなんとなくあった、なにかを運ばされる予感とこのまま逃げ切れるかもしれない期待。バースはロンドンから電車で1時間半テルマエロマエ時代の温泉とスパで有名な街。ちょっとした旅行には近いが、ガラクタを運ぶには遠い。蚤の市はちょっとした駐車場ほどの広さで８割がた見終わったときだった。これは素晴らしいアートピースだ😫という夫の声がした。これはただのガラクタに付加価値がついた予感。話があると照れたように言いかけたあなた逃げる私聞けよイヤよ聞けよ知ってるわ♪ 。頭の中では工藤静香の慟哭が流れ出す。（知らない方は読み飛ばしてください）夫が見つけたのは 10ポンド、およそ1300円のペンキで汚れた銅の板。 HOHO🤔 ここはなにせバース、夫は自分で運ぶというのを条件に嬉々としてその銅板を購入した。銅板とともに街を探索していた夫の身に異変が起こったのは、そのすぐ後だった。銅板は真ん中あたりに黄色い塗料がついていたのだが、その色が見事に夫のジャケットに移行している。一心同体ならぬ板身同体。こうなってくると夫自身ももはやアートピースの一環だ。今度は夫が慟哭する番だ。なにせそれは気に入りのジャケットで夫はそれをアートの犠牲にする覚悟がなかったが致し方無しとばかりに無言でギュッと目を瞑った。夫とともに電車に地下鉄、車を乗り継いで我が家にやってきた銅板。いまはまだそっと床に置かれている。 #イミンが旅行する話」8月20日 1時13分