六車奈々のインスタグラム(nanarokusha) - 9月7日 17時14分


【アメニモマケズstory 3 〜アンビートンレイン、デビュー〜】 二〇一九年八月十二日。
『M'S TV』のロケで、再び盛岡競馬場を訪れた。クラスターカップという大きなレースを見るためだ。
今年のクラスターカップは、武豊ジョッキーや藤田菜七子ジョッキーも騎乗ということで、例年以上の入場者数となり、盛岡競馬場は大いに賑わった。

私もクラスターカップを生観戦できて大興奮。本当に楽しい一日となったが、やはり気になったのはアンビートンレインのこと。

山本会長にご挨拶に行くと、開口一番、 「九月の中旬くらいにはデビューできると思うよ!」 との嬉しいお言葉。

やったー!
楽しみすぎるーっ!
四十路ながらスキップで部屋に戻るほど、嬉しいお知らせだった。

楽しみだなぁ。
嬉しいなぁ。
ゴキゲンで一日ロケをして戻ってくると、女性に声をかけられた。 「六車さん!すみません、、、!」 「はい?」 「私、アンビートンレインの厩務員をしています。今日、六車さんがお越しになると聞いて、お声がけできるチャンスを待ってました。」 「きゃー!」 絶叫と同時に、思わず抱きついてしまった。
よくぞ声をかけてくれました!
早速、アンビートンレインの写真を見せてもらう。

か、可愛い。
このコ、特別可愛い顔をしているんじゃないか?
すぐさま写真をデータで送ってもらい、連絡先も交換した。

アンビートンレインの厩務員さんは、サオリちゃんだ。サオリちゃんのインスタを見ると、本当に馬が大好きなのが伝わってくる。

たんぽぽの花輪を頭に乗せてやったり、小さなリボンを前髪につけてやったり、女性ならではの感性で、愛情たっぷり馬に接している。

こんなステキな厩務員さんに巡り会えるなんて、アンビートンレインは本当に運のイイ馬だ。と同時に、岩手競馬には、こんなにも愛情をかけて馬に接する厩務員さんがいるのかと、心が温かくなった。

サオリちゃんによると、アンビートンレインは来た当初、足元が弱く、ちょっと走っただけでも足を引きずっていたそうだ。

そこでサオリちゃんは、朝も昼も足を冷やし、ゼノール(塗る湿布みたいなもの)を塗ってやり、肩周りから足元までマッサージしてやった。来る日も来る日も、毎日だ。アンビートンレインのデビューを目指し、ひたすら足周りを大事にしてきた。

どの担当馬よりも、アンビートンレインの世話には時間がかかった。
サオリちゃんの愛情あるケアのおかげで、アンビートンレインは少しずつ良くなった。最近では、齋藤雄一調教師や騎手からも、『強くなった』とお墨付きをもらえるまでになったそうだ。

またサオリちゃんは、ニンジンの美味しさも知らないで厩舎に来たアンビートンに、毎日ちょっとずつニンジンを与えてやった。地道な努力のおかげで、今ではニンジンが大好きになったアンビートンは、サオリちゃんの足音を聞いただけで馬房から顔を出すまでになったそうだ。 「もう、可愛くて可愛くて!見事に私色に染まってくれた感じがします。まぁ毎日親子ゲンカしてるんですけどね(笑)」 とサオリちゃん。 「アンビートンレインは、私にとって初めて担当する2歳新馬。さらにこれだけ手がかかったコなので、思い入れが深いです。新馬戦が、とっても楽しみです!!」 サオリちゃんの愛情をたっぷり受けて育ったアンビートンレインは、明日九月八日(日)、ついにデビューを果たす!
盛岡競馬場 第四レースの新馬戦だ。

アンビートンレイン!
頑張るんやでー!
美味しいニンジンが待ってるでー!
サオリちゃんからのハグもあるでーっ!

まずは、どうか無事に完走してほしい。
そして願わくば、どうか勝てますように!

一頭の競走馬には、沢山の人の思いがある。
アンビートンレインでいえば、山本会長、サオリちゃん、斎藤雄一調教師、明日騎乗する山本政聡騎手、そしてセイクリムズン産駒を応援するファン、そして私。
いや、それだけじゃない。
アンビートンレインが産まれた生産牧場の皆さん、アンビートンレインが育った育成牧場の皆さん、さらにもっともっと。
一頭の馬には、沢山の応援する人間がいる。

明日、私の夢を乗せて、アンビートンレインが走ります。
デビュー戦、おめでとう!頑張ってね!

#岩手競馬 #アンビートンレイン #六車奈々 #競走馬 #競馬 #アメニモマケズ #アメニモマケズstory #ついにデビュー


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

203

0

2019/9/7

六車奈々を見た方におすすめの有名人