猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 10月9日 23時56分

母の介護の最終末期の入り口で、後先考えずに保護したイオ。

普段ならまだしも、最も何もかもに余裕がないなか、消え入りそうな命をまたひとつ預かってしまったプレッシャーは大きかった。

ところが、この子はまるでこちら事情をすっかり理解しているかのように、私の顔を見れば頑張ってごはんを食べ、素早く我が家に馴染み、そのうえギリギリだった私の精神状態を立て直してくれた。

助けられたのは他でもない私だ。

こんな偉大な出逢いを猫としてしまうなんて…と、人生の不思議さを思わずにはいられない。

細いイオと母の身体に触れるたび、私は両者を想っていた。その感触のあまりの酷似に震えながら。

どうあがいても救えない命の傍で、イオは生きて、私の魂を救った。

#猫沢イオ

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