平泉春奈さんのインスタグラム写真 - (平泉春奈Instagram)「・・『愛する君へ』・・夫の葬儀から2週間が過ぎた頃。生きてるのか死んでるのか分からないような毎日を過ごしていて、ふと何かに導かれるように夫のパソコンを起動した。デスクトップにはフォルダが１つ。タイトルは「愛する君へ」。心臓が跳ね上がる。震える手で、フォルダを開いた。・・「君がこれを読む頃には、僕はもうここにはいないのだと思うと、なんとも言い難い気持ちになるけど、とにかく君に最期に残せる言葉があればと思い、久しぶりにパソコンを開きました。もう字も書くことができなくて、打ち込むだけの淡白なテキストでごめん。余命宣告された日、僕は世界を恨んだ。なぜ自分なのだと思った。まだまだやりたい事も沢山あったし、何より……君との子供が欲しかった。血の繋がりがない君と本当の意味で家族になれる方法はそれしかないと思っていたから、それが潰えてしまった事がやり切れなくて、辛かった。でも僕は今、不思議な事にすごく満たされているんだ。君とくだらない話をして笑ったり、君と出会った日のことを2人で思い出したり、雑学を披露しては、ああでもないこうでもないとバカみたいな議論をしてみたり。君と一緒にいられる時間全てが奇跡のように感じられる。君への愛が過去最高に溢れてる。 ……こんな恥ずかしいことなかなか面と向かっては言えないから、文字にしておかなければと、今照れ臭い気持ちになりながら打ち込んでます。それこそ、こうして残しておかないと一生伝わらないままになってしまうから。僕はとても幸せだ。信じられないかもしれないけど、君がいるからそう思える。君が僕を病人じゃなくただの僕として、当たり前の日常を当たり前に一緒に過ごしてくれているおかげで、そう感じることができるんだ。僕は最期の瞬間まで君といれることが約束されたラッキーマンだ。今は心からそう思えるよ。出会ってくれてありがとう。選んでくれてありがとう。愛してくれてありがとう。寄り添ってくれてありがとう。どうか、先立つことを許してほしい。僕がいなくなったあとも、ちゃんと生きてくれよ。ちゃんと食べてちゃんと寝てちゃんと笑って、ちゃんと幸せになってくれ。君がいつまでも、僕が知っている君でいてくれることを、ずっと願っている。じゃあ……またな。」・・・ ……またねまた、会える時までちゃんと生きていくよ・・・ ====================== ・・家族と過ごしてると、不意に遺書を書かねばという気持ちになることがあります。いつどこでどうなるかなんて分かりませんから。幸せってなんだろうって、改めて思うキッカケになりました。・・・・ #遺書 #夫婦 #夫婦の絆 #女性イラスト #猫 #未亡人 #愛の記憶 #愛し合った過去 #インテリア #切ない #哀しい #涙 #イラストレーション #恋愛 #アート #ポエム #創作ポエム #恋人 #カップル #胸キュン #小説 #恋愛小説 #illustration #girlsillustration #Illustrator #interior #cat」10月15日 20時07分