Factelier(ファクトリエ)のインスタグラム(factelier) - 12月4日 16時10分

【熟練職人80人が繋ぐ、ものづくりのバトン】
美しい街並み・おいしい料理を求めて全国から観光客が来る北海道小樽。
「北のウォール街」とかつて呼ばれた日銀通りの中心部に位置しているのが「御幸毛織」の小樽工場です。

大正13年（1924年）に建てられたルネッサンス様式の「文化財級」の工場は大理石の玄関、2階まで吹き抜けた高い天井に装飾のほどこされた立派な柱。
工場と聞いてイメージする場所とはまったく違います。
それもそのはず。
実は小樽工場はもともと旧第一銀行が小樽市に寄付した建物に、そこに地元のテーラーさんや小売をしていた方が集まってはじめた協同組合組織が前身なのです。
そんな風格ある外観の工場で、昭和46年（1971年）より紳士物のスーツをメインに縫製してきました。

河村社長になぜここまで高度な技術の追求と最高のものづくりに妥協を許さずやってこれているのか話を聞くと、こう答えました。 「北海道というだけで地理的に競争力が弱い、だからこそ特色のある熟練した技術でこの工場だからできるものづくりを目指さなくてはいけない」
「スーツやジャケットは、細やかで繊細、そして工程数が多いんです。そのわずかな違いとひと手間で仕上がりが全く変わるんです。」 長い歴史のなかで培ってきた確かな技術に裏付けされたカシミヤコート。
ふんわり反り返るラペル、立体的なアームホール、端始末のきれいさ。
熟練職人約80名がバトンをつなぎ作り出す製品は、どれもうっとりと見惚れるほど美しい仕上がりです。

歴史的価値のある建物で作られた上質で着心地の良い逸品たちを見れば、職員たちの想いと情熱が一目で伝わります。

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