綾小路翔のインスタグラム(showayanocozey) - 12月24日 16時27分

昨夜、木更津のタイゾー先輩が亡くなった。

我らがタイゾー先輩が経営する焼肉楽苑は氣志團にとっても、KISSESにとっても大切な場所だった。

オバQのコスプレイヤーとして名を馳せ、木更津でロケをする時は勝手に仕込んで登場して俺を困らせたり、はたまた一切ロケを知らせていないにも関わらず撮影中に偶然遭遇したりと、結局いつもテレビに出演してしまうのでした。

リアル「赤い橋の伝説」を作った事でも知られる人で、若かりし頃、片想いの女性に自分がどれだけ本気かを伝える為、〝日本一高い歩道橋”でお馴染み、木更津のランドマーク・中の島大橋からダイブ。27.125メートル下の海面に叩きつけられ、海中を数回転した後、命からがら陸に上がって来たところ、女性からは「…バカなの？」という、極めてもっともな言葉を浴びせられ、あえなく失恋。肋骨数本骨折。

最近も新たなる伝説を作ったばかり。
カラオケで「俺、徳永英明攻めっから」と宣言し、熱唱するも、すべて徳永英明がカバーした曲のみ。周囲を絶句させる。おそらく名盤「VOCALIST」シリーズを愛聴していた模様。中でもシルエットロマンスがお気に入りで「何て良い曲なんだ…俺の葬式の時はこれかけてよ！」と言っていたそう。まさかこんなに早く実現するとは…。ちなみに先輩達の証言によると、氏が最も愛した曲は、カルチャークラブ「カーマは気まぐれ」との事。葬儀では果たしてどちらがかかるのか。どちらにしても不思議な感じにはなりそうだ。

かつて氣志團がデビューした際、拙のオールナイトニッポン内で流行っていた軽部アナネタから、焼肉楽苑に裏メニュー「牛カルベ定食」が爆誕。牛カルビ定食に蝶ネクタイが付いてくるという、完全赤字商品。更には自身も軽部アナに扮して接客するなど、地元の人からすると意味不明の奇行なのだが、すべては後輩想いのタイゾー先輩だからこそ成し得る愛のサービスで、KISSES達が木更津に訪れる際は必ず巡礼する、まさに聖地でした。
氣志團も木更津で撮影がある際は必ず立ち寄るお店で、初期の映像作品ではロケ地としても何度もお世話になりました。

タイゾー先輩はとにかく愉快な伝説が多過ぎて、何から話せばいいのかわからないけど、お別れの会では先輩達がまだまだ俺の知らない伝説の数々を語ってくれるんだろうな。

でも、もうタイゾー先輩の伝説が更新されないと思うと、とても寂しい。 早すぎるよ。

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