峰麻美のインスタグラム(asaaaaami.0702) - 1月17日 23時29分

阪神・淡路大震災から25年。

当時わたしはまだ子どもだったので、ニュースで流れる崩れた高速道路やそこかしこで火の手が上がる街の映像を見て、『日本の行ったことのない遠い知らない街のどこかが大変なことになっている』という認識だった。

同じ国なのに、幼いわたしにはどこか遠い国の出来事のように感じられた。

それから何年も経て、わたしはサポーターとして全国や世界を飛び回り、行ったことのない県の方が断然少なくなった。

その間にも東日本大震災や九州北部、長野、新潟、北海道などでたくさんの震災が起こり、広島では大規模な土砂災害があったり、最近も千葉や佐賀で洪水の被害があったりと、たくさんの人が犠牲となり、苦しい生活を強いられる姿を見てきた。 『あの綺麗だった街が』『あのご飯の美味しかった街が』『あの親切な人たちがたくさんいた街が』『あのサポーターがいる街が』

サポーターになったことで、もしかしたら一生行くことのなかったかもしれない街にも思い入れができ、物理的な距離を越えて身近な存在となった街が増えた。

試合を通した喜怒哀楽や仲間たちとの繋がりをたくさん得たことも嬉しいことだけど、こうして日本全国に想いを馳せることができるようになったのは、間違いなく尊く貴重なサポーターとしての財産だと思う。

もはや安全な地域なんて一つもないようなこの国で、いつ災害が自分の身に起こるかもしれないような状況だからこそ、サポーターとして考え、寄り添い、行動をしていきたい。

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