北欧、暮らしの道具店のインスタグラム(hokuoh_kurashi) - 3月15日 07時00分
【店長佐藤のコラム】あなたの応援隊だからね
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一年ほど前から
近所で偶然見つけた整体に
月に1、2度のペースで
通っています。
元々は寝違えて痛めてしまった
首の調子が長いことよくなく
それをしっかり治すために
通うようになったのが始まりでした。
長年、骨格や筋肉の調整というのを
してきていなかったので
40数年の間に蓄積されてきた
身体の中の「ずれ」みたいなものを
70代女性の整体師さんに
丁寧に丁寧に調整してもらっています。
一回の施術がそれなりに長い時間を
要するため、通ううちに
整体師さんと個人的な話を
徐々にするようになっていきました。
その70代の女性の方が
整体師を志すようになったきっかけを
聞かせてもらった日もありました。
いつも時間をかけて
あまりにも丁寧に身体を整えて
くださるのに
とても良心的な施術料なので
ある日「もう少し施術料を取ろうと
思われたことはないのですか?」
と聞いてみたんですね。
するとこう返ってきました。
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「この年齢になるとね、
あなたみたいな若い人の
役に立ちたいって
心から思うのよ。
役に立てなきゃダメなの。
この年齢で元気に生きている意味って
そういうことだと思うのよ」と。
うつ伏せで「ううー」と唸りながら
涙がこぼれそうになりました。
わたしもこんなことを言える
70代を迎えたい、そう思いました。
別の日。
今度はわたしが会社を経営している
ということを打ち明けました。
兄と二人で兄妹で経営していると。
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「ええ!なんだかあなた全然経営者って
雰囲気に見えないわね。
でも、それなら、なおさら
元気でいなくっちゃ」とその女性。
そして
「いつも本当に頑張っている身体
だったんだね~」と
背筋をたくさんさすってくれました。
帰りは、いつもわたしが玄関を出ると
エレベーターに乗るまで手をふって
見送ってくださっていたのだけれど、
会社をやっていると打ち明けたその日から
手を振って見送ってくれることに加え
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「あなたの応援隊だからねー!」と
言っていつも送り出してくれるように
なりました。
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「あなたの応援隊」。
なんて心強い言葉なんでしょう。
初めてそれを言ってもらった日は
手を振り終わったあと
エレベーターの扉が閉じると
ひとり目頭が熱くなりました。
今は、毎日七転八倒しながら
生活や仕事、育児に奮闘して、
そこを通り過ぎた将来があるとしたら
心の底から自然な言葉として
「あなたの応援隊だからね!」と
誰かに言ってあげられるようになる。
自分の目標はこれだ、と
心のなかで一つ何かが決まった
瞬間でありました。
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(テキスト:店長佐藤)
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2020/3/15