高橋メアリージュンさんのインスタグラム写真 - (高橋メアリージュンInstagram)「なかなか実感が沸かなくて。すぐに「ご冥福を…」という言葉も出せなくて。信じられない、信じたくなくて、生きててほしくて。絶対帰ってこられると、「大丈夫だぁ」と言って、そんな命がけのエンターテインメントいいですから！とテレビやニュースに喜びながら突っ込むものだと思っていた。・・でも、全然違うニュースが入ってきて。ショックで悲しさとかも跳ね返して、この出来事は吸収できずに自分のどこかに浮かしていた。・志村さんの追悼番組を見てもあまりに生き続けてる気がして、普通にコントに大笑いしていた。・昨日の金スマも見ることができた。冷静に見てたけど、最後の方に志村さんが「お笑いって基本あったかいものだと思うんですよね」と言った瞬間に、今まで感じないようにしていたものが溢れ出た。そして染み出した。・子供の頃から大好きな、まるで皆んなの親戚のおっちゃん、もしくはお父さんみたいな、テレビで見るのが当たり前だったこの人の笑顔は…動いてる心臓は…感情で小刻みに動く皮膚も潤った瞳も…大好きな声も… コロナによって奪われたのかと。・コロナにかかってから完全に隔離され、死ぬ間際も誰にも会えず、死んでからも誰にも抱きしめてもらえない、骨になるまで会えない。・たくさんの人に、たくさんの家に笑いを起こしてくれた、心をあったかくしてくれたこの人が、そんな最期を迎えたのです。・本人の気持ちは本人にしか分かりません。なので周りが「可哀想」って言うのは失礼なことかもしれない。でも、コロナにかかっていなければ彼は今も生きていました。感染症じゃなければ、会いたい人に会えたでしょう。誰かに手を握ってもらったり、握り締める事ができたでしょう。人の温もりを感じる事ができたでしょう。・でもコロナはそれさえも奪ってしまう。本当に恐ろしい。恐ろしすぎると思いませんか？そんな残酷なこと、これ以上増やしたくない。・・もう他人事じゃありません。誰がそんな悲劇のきっかけになっても、悲劇に巻き込まれてもおかしくないところまで来てると思います。・人と人が争ってる場合じゃない。我々の敵はウイルスです。「政府が」という声もあるでしょう。でも頼ってばかりでは変わりません。人のせいにしたり、責任のなすりつけしてる場合じゃないです。自分の身は自分で、家族を友達を大切な人を守りましょう。不要不急な外出はやめましょう。「自粛」となっていますし、宣言もされていませんが、とっくに「緊急事態」だと私は思っています。別に何かに特化して詳しいわけでも人より頭が良いわけでもありません。ただ、本当に無駄な悲劇を減らしたいと強く願っています。ご協力宜しくお願い致します。・ P.S. 撮影を延期にして下さったドラマスタッフ、レギュラー番組のスタッフの皆さま、ありがとうございます。まだ延期になっていない撮影もあり心配ですが、これ以上ない程の注意を払って頂けるとの事で私も十二分に気をつけて参りたいと思います。薬局とスーパーはたまに素早く行って、あとは家にいます。・・今夜は志村どうぶつ園を見ます。」4月4日 16時05分