大塚咲のインスタグラム(otsukasaki_) - 4月5日 11時45分
弁護士ドットコムさんに記事がアップされています。ヤフーニュースにも。以下はnoteに書いた私の気持ちです。契約書はそのメーカーとはなく、それは先方も認ています。
問題のアダルトグッズを見た時、私の存在は無視されていると思いました。
彼らにとって私はまるで存在していない人間です。
私の人格も全く見ていないし、私に人生があるなんて想像もしないのでしょう。
私はここに人間として生きてるのになぁと、こんな風に扱われている事実は本当に辛い。
彼らにとって大塚咲は商品でしかないという考えの表れがあの商品です。
確かに商品なんだけど…違います。
例えば大塚咲というキャラクターがニ次元のキャラクターだとしたら、作った人がいる、描いた人がいる。で、権利はその人達にある。なのに今回の様に他人に無断で使われたら、そりゃあ怒ります。
大塚咲は私自身です。私は人間で、商品としてしか存在しないわけじゃない。ニ次元のキャラクターと違うのは、私には人生がある点です。
前回のnoteに過去を恥じていないという話を書きましたが、その感覚は持っていませんし、その視点から訴訟を起こしたわけではありません。
私にも人生があり、それを他者にこんな風にかき回されていいはずがないのです。(前回の記事→大塚咲とわたし|otsukasaki @大塚咲 #note https://note.com/otsukasaki/n/n2c43e2e03230)
アート作品でヌード表現をしてきたのは、失われた自分を自分自身の作品に収める事で喪失した精神の修復を計ったからであるし、私は私の人生も私そのものも作品だと思っているからこそヌードはストレートな表現であったし、性被害のサバイバーとして「私はここにいる」というメッセージでもあったし…と色々な意味や意図がありました。
現在、ヌードのセルフポートレート作品は撮っていません。精神の修復が終わったと感じたからです。しかし、いつか年老いた頃にヌードのセルフポートレートを撮るつもりです。「私はここにいる」という最後のメッセージとしてです。
性犯罪被害者の存在は軽んじられています。私は私の存在がその証明であると考えているとともに、セカンドレイプを含めた性被害が少しでも減るようにと願っているのです。
ヌードといっても性的な意味をもたないものも存在するわけで、ヌード=性的欲求を満たす為だけのものという感覚も私にはありません。
こういう事件が起きると、こうなるのが嫌だったら最初から出演しなきゃいいとか、こうなる可能性を分かっててやったんだろとか、その類の言葉を見たり聞いたりします。今もヌード作品を撮って商売してるんだから仕方ないとまで言われたりもします。
裸になったら、なんの権利も無いのだろうかと疑問に思います。
そして、あぁ…私は人間として認められていないんだなと思うのです。同じ人間だと思われていないんだなと。
今回の件は、その意識の結果だと感じています。
相談出来る相手がいたから、私は元気でいれていますが、誰にも言えなかったらどれだけ苦しかったか分かりません。
二度とこんな事が起きないように、私が出来る事をしておきたい。
この訴訟が未来の抑止力になればと思います。
どうか見守っていてください。
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2020/4/5