柴田淳のインスタグラム(shibatajun_official) - 4月29日 06時29分

#今日の一冊
#天童荒太
#遭難者の夢
#家族狩り
#第二部
#一気読み
本当は昨日の一冊だったが、家族という極小社会の闇がメインの作品で、自分の内に秘めた長年抱える問題がフラッシュバックで度々蘇り、何度も読むのをやめようとして朝になってしまった。
3巻4巻が手元になく、皮肉にも暫く距離を置いている実家にありそうだ。
しかし、1巻2巻とクライマックスの5巻だけがなぜか手元にあった。
もしかしたら、初めから3冊しかなかったのかもしれない。
買い足して読み続けるのもいいが、読んでて度々辛くなるので、これでやめてしまおうかなとも考えている。
一旦違う本を読むことにした。

書籍を送ってくる方は結構いる。中には、半ば強引に思えるくらい本を送ってくる方もいる。
そんな人が例えちらほらしかいなくても、２０年近く活動していれば、山の様になる。
だから今は、本を送らないでくれと度々公言しているくらいだ。

読みたくない、読む気にならないものは読まない。
義理では読めない。
興味とはとても正直だ。
相性が良い文体は、大体丸一日で読み終えることが出来るが、そうではない本はせいぜい２ページくらいしか読めない。

それにしても読んでない本で山積みの部屋になってしまった。

ここ数年全く本を読んでいなかったので、活字に飢えてる自分がいて、相性の良い文体に当たると、夢中で頬張る様に読み食らう。
ずっと何か気が散漫で、怯えてて、小説の中に没頭出来るような精神ではなかった。
ずっと警戒してる様な、そんな感覚で。
何かに集中してる時とは、とても無防備な気がしてしまうのか、読み始めてもハッと何か忘れていないか、こんなことしてていいのかと、心が常に緊張してる感じだった。
でも、最近のコロナ自粛で家に篭る生活もここまで続くとやることが失せ、恐る恐る本を手にしてみた。
そして運良く相性の良い文体だった為に、一気に読み始めた。
ネットやテレビに疲れ果て、テトリス、ジグソーパズルをやるだけやって飽きて、偏頭痛で倒れ、本に行き着いた。

どんどん読んでどんどんこの部屋から出て行って貰って、この狭い空間を広くしようと頑張っている。

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