The Fashion Postのインスタグラム(tfpjp) - 6月29日 22時52分
#portraits xavier dolan
今月はプライド月間!毎年この時期になると世界中でレインボーフラッグたなびくプライドパレードが開催されますが、今年は新型コロナウイルスの影響を受け、軒並み中止に。TFPでは、「PORTRAITS」のアーカイブより今一度読んでほしいインタビューをピックアップしてお届けします✔︎
📌 ガス・ヴァン・サントを虜にしカンヌが熱望する若き才能、グザヴィエ・ドラン
6歳の頃より子役として活躍し、脚本と主演も務めた監督デビュー作『マイ・マザー』が、カンヌ国際映画祭監督週間部門に選ばれ、センセーションを巻き起こしたグザヴィエ・ドラン。TFPは、女性になりたい男性と恋人の10年にわたる愛を描いた『わたしはロランス』公開時にインタビューを敢行しました。ドラン最新作である2人の青年に焦点を当てたラブストーリー『マティアス&マキシム』は2020年9月に公開予定です。
—この作品を作ったキッカケは?
『マイ・マザー/青春の傷口』の撮影スタッフの過去の恋愛体験に基づいているんだ。僕は想像した。もし、友だち、親、あるいは伴侶から突然、面と向かって、晴天の霹靂をカミングアウトされ、これまで一緒に過ごした時間の全てをご破算にしないにしても、はてなマークをつけられることになったらどんな気分になるだろう、と。その話を聞いた晩、自宅に戻ってすぐに30ページを書きなぐった。その時にはもうタイトルも、ラストもわかっていたんだ。
—この映画の時代設定を80年代後半~90年代にしたのは何故ですか?
この作品を僕の子供時代の80年代後半~90年代に設定するのはごく自然なことだよ。当時、ゲイ・コミュニティーに対する偏見も薄れ始め、エイズにまつわる排他的先入観もようやくおさまり始めていた。鉄のシャッターがあがったんだ。衝撃を経て社会は自由を纏い、何もかもが許される時代となった。ロランス・アリアがこの再生の高揚感に乗じてサバイバルを思いついたのは理にかなったことだけれど、当時、トランス・セクシュアリティはおそらく、最後のタブーだったように思う。だからロランスは、崩れる寸前でなかなか崩れない壁にぶつかってしまう。今でもまだトランスセクシュアルの教師は、子供たちが反体制側によろめくのを恐れる両親らの不安と憤懣をかきたてるだろう。僕から見れば、トランスセクシュアリティは、“差異”を表す究極の表現であり、1990年代とは、12年の時の流れのなかで、社会は本当の意味でどれほど変わったのかを考察するために僕に与えられた最後の絶好の機会を提示していたんだ。この作品は、この論議を提案しつつ、まだその表層をかすめているにすぎないよ。
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2020/6/29