SC相模原さんのインスタグラム写真 - (SC相模原Instagram)「KITAKEN MATCHREPORT Vol.29 vs Y.S.C.C.横浜👨🏻‍💻 『いつもと違うギオンスで』 * わかってはいた。わかってはいたけども、いつもと違うギオンスには、やっぱり戸惑ってしまった。 * 駐車場に車を停めて、メディア受付入り口に向かう。すれ違うのはランニングコースを走る人しかいない。ずらっと並んだキッチンカーも、楽しそうに過ごすファミリーも、選手バスの入場を待つサポーターも、今日はいない。 * スタジアムに入る前には体温測定が行われ、記者席は決められた場所以外には座れない。新型コロナウィルスの感染予防対策として、Jリーグが定めたガイドラインによるものだ。試合前の集合写真では、ソーシャルディスタンスが保たれた。 * 約4カ月遅れの開幕戦が静かに始まろうとしていた。 * 開幕カードは近隣クラブ同士のカードを組むというJリーグの意向によりY.S.C.C.横浜との神奈川ダービーになった。昨シーズンは1勝1敗。最終順位ではY.S.C.C.横浜が13位と上回られている。 * 「どこのチームにも勝つ可能性があるし負ける可能性がある。それがJ3」(三浦文丈監督) * だからこそ、初戦の結果は重要な意味を持つ。スタートダッシュできるか、つまづくか――。Y.S.C.C.横浜にとっても、同じこと。お互い以外にあらゆるルートから映像を集めて、システム、戦い方、要注意選手をリサーチしてきたはずだ。 * SC相模原のスタメンはGKにビクトル、DFは夛田凌輔、田村友、富澤清太郎、星広太、ダブルボランチが梅鉢貴秀、鹿沼直生、サイドハーフは右に松田詠太郎、左に清原翔平、2トップは三島康平とホムロ。 * キャプテンの富澤清太郎は2020年のチームコンセプトをこのように表現する。「攻守両面、チーム全体でアグレッシブに戦うことを目指している」。強度の高い守備と、スピード感にあふれる攻撃。練習試合でJ1、J2といった格上相手にも結果を出したことで、自信を深めていた。 * ただ、立ち上がりにペースをつかんだのはアウェイチームだった。SC相模原は緊張感からか、イージーミスが多発してしまい、リズムをつかめない。「落ち着こう!」。ほとんど人がいないスタジアムに選手同士がかける声が響く。 * 10分以降はSC相模原が相手を押し込む時間が増えた。とりわけ、ゴールの可能性を感じさせたのがコーナーキックだった。試合の1週間前、薩川了洋ヘッドコーチがオンラインイベント「サガミスタライブ」で言っていたことを思い出した。 * 「セットプレーで1点は取れるんじゃないかな」 * 天性の明るい性格を持つ”サツさん“の表情が、その瞬間は勝負師のそれになっていた。Y.S.C.C.横浜がコーナーキックを「ゾーン」で守ってくるのはスカウティング済みで、どういうパターンを狙うかを何度も練習してきたはずだ。 * 特定のマークを持たずに、ゴール前に人を並べるゾーンでは、ゴールから遠いファーサイドの選手がフリーになりやすい。SC相模原のキッカー、清原と星は1本目からファーを狙っていた。 * 16分。右コーナーを星がファーに蹴ると、バックステップからジャンプした富澤が折り返す。これをゴール中央のホムロが頭でプッシュ。決まった!しかし、ゴールライン上にいたY.S.C.C.横浜の選手にクリアされてしまう。 * ビッグチャンスを逃したものの、緑の勢いは止まらない。先導したのは右サイドの24番、松田詠太郎だった。横浜F・マリノスのユースからトップに昇格した2020シーズン、トリコロールのユニフォームを着る前に、育成型期限付き移籍でSC相模原へやってきた。 * 突出したスピードを持つウイングは、練習試合から才能の片鱗を見せていた。右サイドでボールを持ってからの仕掛け、快速を生かしたDFラインの背後への飛び出し。前半のチャンスはほとんどが松田から生まれていたといっても過言ではなかった。 * 32分のプレーが印象深い。右サイドで鹿沼からのスルーパスに抜け出す。松田はGKとDFの間を通したグラウンダーのクロスを送った。三島が足を伸ばして触るも、わずかにミートしきれず、ゴールの枠はとらえられなかった。 * クロスもさることながら、特筆すべきはボールを引き出す動きだ。鹿沼からのパスが出る直前、松田は自陣方向に下がって受けるようなアクションをしている。それによって対面の相手を自分に引きつけておき、素早い方向転換からダッシュして鮮やかに裏をとった。 * 「良い抜け出しは自分でもあったんですが、得点に結びつかなかったので60点ぐらいだと思います」 * 自己評価は高くはなかったが、Jリーグデビュー戦で松田が与えたインパクトは強烈だった。 * スコアレスで折り返した後半、三浦監督が動く。三島に代わってユーリ。元U-20ブラジル代表の経歴を持つ25歳のストライカーが投入された。これは試合前からのプラン通りだったという。 * * 続きはHPで🙆🏻‍♂️🐣 https://www.scsagamihara.com/news/post/20200702001 * ✍️取材・文 #北健一郎(#SC相模原 #オフィシャルライター)」7月2日 13時50分 - s.c.sagamihara_players

SC相模原のインスタグラム(s.c.sagamihara_players) - 7月2日 13時50分


KITAKEN MATCHREPORT Vol.29
vs Y.S.C.C.横浜👨🏻‍💻
『いつもと違うギオンスで』
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わかってはいた。わかってはいたけども、いつもと違うギオンスには、やっぱり戸惑ってしまった。
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駐車場に車を停めて、メディア受付入り口に向かう。すれ違うのはランニングコースを走る人しかいない。ずらっと並んだキッチンカーも、楽しそうに過ごすファミリーも、選手バスの入場を待つサポーターも、今日はいない。
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スタジアムに入る前には体温測定が行われ、記者席は決められた場所以外には座れない。新型コロナウィルスの感染予防対策として、Jリーグが定めたガイドラインによるものだ。試合前の集合写真では、ソーシャルディスタンスが保たれた。
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約4カ月遅れの開幕戦が静かに始まろうとしていた。
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開幕カードは近隣クラブ同士のカードを組むというJリーグの意向によりY.S.C.C.横浜との神奈川ダービーになった。昨シーズンは1勝1敗。最終順位ではY.S.C.C.横浜が13位と上回られている。
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「どこのチームにも勝つ可能性があるし負ける可能性がある。それがJ3」(三浦文丈監督)
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だからこそ、初戦の結果は重要な意味を持つ。スタートダッシュできるか、つまづくか――。Y.S.C.C.横浜にとっても、同じこと。お互い以外にあらゆるルートから映像を集めて、システム、戦い方、要注意選手をリサーチしてきたはずだ。
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SC相模原のスタメンはGKにビクトル、DFは夛田凌輔、田村友、富澤清太郎、星広太、ダブルボランチが梅鉢貴秀、鹿沼直生、サイドハーフは右に松田詠太郎、左に清原翔平、2トップは三島康平とホムロ。
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キャプテンの富澤清太郎は2020年のチームコンセプトをこのように表現する。「攻守両面、チーム全体でアグレッシブに戦うことを目指している」。強度の高い守備と、スピード感にあふれる攻撃。練習試合でJ1、J2といった格上相手にも結果を出したことで、自信を深めていた。
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ただ、立ち上がりにペースをつかんだのはアウェイチームだった。SC相模原は緊張感からか、イージーミスが多発してしまい、リズムをつかめない。「落ち着こう!」。ほとんど人がいないスタジアムに選手同士がかける声が響く。
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10分以降はSC相模原が相手を押し込む時間が増えた。とりわけ、ゴールの可能性を感じさせたのがコーナーキックだった。試合の1週間前、薩川了洋ヘッドコーチがオンラインイベント「サガミスタライブ」で言っていたことを思い出した。
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「セットプレーで1点は取れるんじゃないかな」
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天性の明るい性格を持つ”サツさん“の表情が、その瞬間は勝負師のそれになっていた。Y.S.C.C.横浜がコーナーキックを「ゾーン」で守ってくるのはスカウティング済みで、どういうパターンを狙うかを何度も練習してきたはずだ。
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特定のマークを持たずに、ゴール前に人を並べるゾーンでは、ゴールから遠いファーサイドの選手がフリーになりやすい。SC相模原のキッカー、清原と星は1本目からファーを狙っていた。
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16分。右コーナーを星がファーに蹴ると、バックステップからジャンプした富澤が折り返す。これをゴール中央のホムロが頭でプッシュ。決まった!しかし、ゴールライン上にいたY.S.C.C.横浜の選手にクリアされてしまう。
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ビッグチャンスを逃したものの、緑の勢いは止まらない。先導したのは右サイドの24番、松田詠太郎だった。横浜F・マリノスのユースからトップに昇格した2020シーズン、トリコロールのユニフォームを着る前に、育成型期限付き移籍でSC相模原へやってきた。
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突出したスピードを持つウイングは、練習試合から才能の片鱗を見せていた。右サイドでボールを持ってからの仕掛け、快速を生かしたDFラインの背後への飛び出し。前半のチャンスはほとんどが松田から生まれていたといっても過言ではなかった。
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32分のプレーが印象深い。右サイドで鹿沼からのスルーパスに抜け出す。松田はGKとDFの間を通したグラウンダーのクロスを送った。三島が足を伸ばして触るも、わずかにミートしきれず、ゴールの枠はとらえられなかった。
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クロスもさることながら、特筆すべきはボールを引き出す動きだ。鹿沼からのパスが出る直前、松田は自陣方向に下がって受けるようなアクションをしている。それによって対面の相手を自分に引きつけておき、素早い方向転換からダッシュして鮮やかに裏をとった。
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「良い抜け出しは自分でもあったんですが、得点に結びつかなかったので60点ぐらいだと思います」
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自己評価は高くはなかったが、Jリーグデビュー戦で松田が与えたインパクトは強烈だった。
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スコアレスで折り返した後半、三浦監督が動く。三島に代わってユーリ。元U-20ブラジル代表の経歴を持つ25歳のストライカーが投入された。これは試合前からのプラン通りだったという。
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続きはHPで🙆🏻‍♂️🐣
https://www.scsagamihara.com/news/post/20200702001
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✍️取材・文 #北健一郎#SC相模原 #オフィシャルライター


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2020/7/2

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