吉川ばんびのインスタグラム(bambi_yoshikawa) - 7月4日 00時50分
友達におしえてもらって今日読み終えた『ウーマン・イン・バトル』。
女性たちが権利を獲得するために闘った150年間(闘いは現在進行形で続いている)が漫画形式で描かれている。
読了したあと初めに浮かんだのは、当たり前のように思っていたわたしたちの権利(本来は当然保障されるべきもの)や「ある程度」の自由は、多すぎる犠牲の下に成り立ったものである、という気付きと、怒りと、悲しみ。
女性のための闘いはまだまだ終わってなんかいなくて、世界はまだ過渡期にあること。
そして誰も闘わなければ、闘うことをやめてしまえば、未来永劫、女性や社会的・性的マイノリティへの抑圧がなくなることはないだろうし、社会は途端に進化を止めてしまうであろうこと。
知らないことがたくさん書かれていた。そう遠くない過去、男女平等を主張しただけで死刑になった女性がいたなんて、わたしは知らなかった。
女性だけでなく男性にも読んでほしい素晴らしい本だと思った。
ただ、個人的に1つだけ残念だったのは、世界各国の女性がいつ参政権を獲得したかを表したページ。国名と、参政権を獲得した西暦が表記されたプラカードを掲げた女性たちが
作る列の中に、日本(を含むアジア)の女性はいなかった。
わたしが好きな『セックスエデュケーション』の4話、国籍や人種、宗教の違いを超えたシスターフッドが感動的に描かれていたシーンで、東アジアの女性が1人もいなかったのに気付いたときの、あの複雑な感情に似ていた。あれは田舎の学校だからアジア系の女性が元々多くないし、リアリティがないので…みたいな背景があったのかな(完全なる余談)
まだまだ思うことはあるけれど、とにかく読んで良かった本だった。今、この本に出会えてよかった。
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2020/7/4