キャシー中島のインスタグラム(official_kathynakajima) - 7月7日 00時44分

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7月7日になりました。
この日は私たち家族にとって特別な日です。

11年前のちょうどこの時間、私たちは七奈美の名前を呼び続けました。

『七奈美行かないで❗️』
と。

勝野も私もかなえも洋輔もそして七奈美の夫も
1時間近く呼び続けました。

荒い息の中、呼ばれるたびに頑張っている七奈美。
だんだん見ているのが辛くて、勝野に言ってしまいました。
『もういいよ！もうやめて！もうそっと逝かしてあげて！』と。
そのすぐ後深く息を吐いて七奈美は旅立ちました。

ズーーっと後悔しました。
勝野に最後まで名前を呼ばせてあげれば良かったと！
でも苦しそうな七奈美を見ているのが辛くて、もう逝ってしまうのは分かっていたから　　
そっと送ってあげたかった・・・・

冷たくなったあなたを乗せた車は
あなたが好きだった思い出の場所
青山、渋谷、三宿を通って家に帰ってきました。

ほんの8ヶ月前には全身で幸せを喜んでいた美しい花嫁だったあなたが、
このような形で家に帰ってくるなんて思ってもいなかった。
あなたのそばを離れられず、ずっとそばにいました。

洋輔やかなえが
あなたの部屋からあなたが書いた歌詞を持ってきて私に見せてくれました。
すべて家族への愛を綴ったものでした。

どうして、どうしてあなたが旅立たなければいけなかったのでしょう。
どうして私じゃないのでしょう。
ずっと考えました。
それは今でも考える時があります。
1ヵ月ほどは何をしていたのかほとんど覚えていません。

でもある日、このままではいけないと思いました。
あなたが大切に思ってくれた私は、
明るくて元気で周りを幸せにするお母さんだったと思い出したのです。

無理やり外に出ました。
無理やり明るくなろうと努力しました。
自分を騙し、なるべく明るい色の服を着て、
仕事をたくさん入れて。

そしてあなたのママは今でも元気にしています。
あなたが教えてくれた大切ないろんなことを今でもちゃんと守っていますよ。

どうぞこれからも私たち家族のそばにいて
私たちを見ていてくださいね。
11年たっても心は何も変わりません
あの日を思い出すのは本当に辛いです。

皆さんごめんなさい。
今日だけはいつもと違う私でいさせてください。




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