北欧、暮らしの道具店のインスタグラム(hokuoh_kurashi) - 7月27日 17時00分
【スタッフコラム】毎朝メイクをする理由
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自宅で過ごす時間が増え、自然と自分と向き合う時間も増えました。
自分の内面と向き合うこともそうなのですが、物理的にも、オンラインミーティングが増えたことで、自分の顔と対峙する機会が増えたんです。
ここ最近、人と直接会う機会が減ったのをいいことに、必要最低限のメイクしかしない日が続いていました。
そんなとき、ふと画面に映る自分が、なんだかいつもの数倍疲れて見え、ぎょっとしたことがあったんです。
自分の顔を見ながら仕事をする機会が増えたことで、疲れは自分の想像以上に「見える」ものだということに気づいてしまいました。
正直なところ、「人と直接会わないなら、いつもと同じメイク時間をかけるのは無駄」なんて思っていました。
自分にとってのメイクとは、「他者へのマナー」という感覚に近かったんです。
見苦しい部分はなるべく隠そうという意識で、気がつけば自分のコンプレックスを隠すことに一生懸命になっていました。
例えば、クマや肌荒れをカバーしなくちゃ、丸い顔をカバーするためにシェーディングを入れなくちゃ、などなど。
どれも良かれと思ってやっていたことなのですが、それがワクワクする作業かといわれたら、そうではありません。
毎朝せかせかした気持ちでその工程をこなしていました。
ところが先日、当店オリジナルメイクの撮影の際、ビューティライターのAYANAさんにメイクのアドバイスをいただける機会がありました。
そのとき私が学んだのは、コンプレックスを隠すことよりも、他のポイントを引き立たせることでカバーする方法があるということ。
そして、普段のメイクはもっと肩の力を抜いて、楽しんでいいということ。
そのことを思い出して、たとえ画面越しでしか人と会わなくとも、朝のメイク時間を5分だけ延ばし、アイシャドウやマスカラまで一通り塗ってみることにしました。
いやな部分を隠すことより、アイカラーやリップで他の部分を引き立たせることを意識して。
毎朝、手持ちのアイカラーやアイライナーの組み合わせを変えてみたり、眉の形を少し変えてみたりと、試行錯誤をしているうち、毎朝「作業」に近い感覚でとりかかっていたメイクが、「よし、今日もチャレンジしてみよう」という意識に変わってきました。(直接見えないからこそ、冒険メイクにもチャレンジしやすかったりします)
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とくに誰かに気付かれることもないのですが、自分の中では、「前よりも顔が明るくなってるな〜」という変化が分かります。
そしてその変化は気持ちの面でも、ポジティブな方向に引っ張っていってくれる気がするんです。
自分の顔が新鮮に見えることは純粋に嬉しいですし、気分も上がります。
そしてちょっとだけ、気持ちにゆとりができる。
これはなんとなく、ネイルを塗ったときの感覚に似ている気がします。
毎日完璧にはできなくても。頑張る自分を応援する気持ちで、これからも少しずつ、変化を重ねていきたいと思うのでした。
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(テキスト:スタッフ郡)
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2020/7/27