ピープルツリー公式アカウントのインスタグラム(peopletreejp) - 8月4日 12時02分
インドの生産者パートナー「タラ・プロジェクト」の代表ムーン・シャルマさんから届いたメッセージ。
インドでは感染が広がりとても厳しい状況が続いています。
多くの人が仕事を失い、貧困にも苦しんでいます。
ピープルツリーはフェアトレードを通して、これからもサポートを続けていきます。
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ピープルツリーとグローバル・ヴィレッジが、生産者パートナーを支援するために寄付プロジェクトを始めてくださり感謝しています。クラウドファンディングに多くのお客さまや支援者が協力してくださったと聞き嬉しく思います。
タラ・プロジェクトに$1,500の寄付金を送ってくださるという決定に、深く感謝いたします。このご寄付は私たちにとってとても大きな意味を持ちます。大変な状況にある生産者やその家族を支えることができるでしょう。これからタラ・プロジェクトが実施するさまざまな活動について、定期的に報告いたします。
ご存じの通りインドでは、状況は以前よりも厳しくなっています。ロックダウンが緩和され、人びとは生きていくために仕事に戻るしか選択の余地はありません。
しかし同時に、貧しい人びとの多くが仕事を失ったままです。デリー(タラ・プロジェクトの活動拠点)やその他の大都市では日ごとに感染が広がっています。
残念ながらコロナウイルスは今やデリーのような大都市で街中あちこちに広がっています。私たちがいる地域は感染拡大地域とされており、これまでに45万6千人の感染者と1万4千人の死者が出ています。検査件数は増えていますが人口が膨大なためとても十分と言えません。マスクの着用やソーシャルディスタンスを保つというルールを守らない人も多くいます。さらに、雨期に入って気温と湿度が上がり、マスクを着用するのも難しくなってきています。
タラ・プロジェクトの教育プロジェクトと生産者グループ2団体が活動しているバダルプールで、悲しいことに二人の犠牲者が出ました。
一人は以前コミュニティーワーカーとして働いていたマンジュ、もう一人は教育プロジェクトで支援を受けていた少女ナンディニです。
マンジュは心臓と甲状腺の疾患を持っていました。呼吸困難に陥って病院に運ばれ(そのために大変な苦労がありました)、多くの困難を経てようやく酸素吸入を受けられましたが、助かりませんでした。ほとんどの病院はコロナウイルスの感染患者であふれかえり、必要な治療を必要な時に受けられなくなっているのです。
酸素供給機器の不足と病院の定員オーバーの状況を見て、タラ・プロジェクトでは緊急時に酸素吸入ができるようバダルプールのヘルスセンターに医療機器を配備することにし、酸素濃度計、酸素ボンベ、酸素集結装置の3種類を手配しました。これで緊急時の患者の手当や、喘息などの呼吸器系の疾患を持つ人の助けになればと思います。
代表 ムーン・シャルマ
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2020/8/4