フランスアンティーク ランスタンのインスタグラム(antique_france) - 8月29日 09時01分


(今回はかなり長い説明となります、少々お付合いください。)
 
画像はLocré(ロクレ窯)

おそらく大部分の方が初めてその名前を聞くことと思います。
私も扱うのは初めて。

この器との出会いは、私の強烈な一目惚れから、一瞬でとりこになりました。

運良く入手することが叶いましたが、購入時には窯元がわからず、ドイツの窯元かも?と言われており、その後しばらく愛でておりましたので、窯元がわからずにいたのです。

ただ今回販売にあたり、窯元不明のままでは、、、、、と。
オルレアンのオークショナー @philocale にご相談させていただき、柄のタッチからドイツではなく、フランスではないか?ということと、刻印からロクレ窯を割り出していただきました。

Locré(ロクレ窯)は1771年にJean-Baptiste Locré によって開窯しましたが、フランス革命という激動の時代を乗り越えきることができず1830年の閉窯。
 
ベルバラ世代としては(フランスへの興味のきっかけw)1700年代、と聞くだけで雅さとその後の混沌とした時代を経て、、、
と、妄想するだけで震えるほど愛おしく、その短さ故に、儚さと輝きに浪漫を感じるのです。

先日のリモージュ陶磁博物館 @mnadlimoges に立ち寄った際に、ロクレ窯の展示してある一角を目の当たりにし、(しかもこの器と良く似た船形のバクボー柄を見て)鳥肌がたちました。

アンティークの仕事に携わり、20年近くになりますが一目惚れの出会いから、窯元判明販売するまで、これほどワクワクさせてくれたものはなく、まるでミステリー小説の主人公になったような、それはそれは楽しい時間でした。

ブルーの小花柄は、フランス人はdécor aux barbeaux(バルボー柄) と呼びます、ある種のニュアンスがそこには含まれているのです。
というのも、彼の王妃 マリー アントワネットが愛でた柄としてあまりにも有名だからです。
小花は基本 bleuetsブルエ (ヤグフマギク)なのですが、(画像2番目)、
今回ご紹介の小花柄もバルボーに含まれるようです。
(正直私はこちらのほうが好み💓)
このような理由からか様々な窯元でこの柄が作られ、現在に至りますが、ご紹介するのはまさにその時代を生き抜いてきた器。

200年以上の時を経てこうしてご案内できることを心から幸せに感じています。(明日、日曜30日の抽選販売となります。)

画像 1 、販売予定のロクレ、
画像 2、バルボー柄比較
画像 3、リモージュの博物館にあるロクレ(ムービー)

ーーーーーーーー

現在、オンラインショップはプレビュー中でございます。
このままの流れで本日21時に販売開始となりますので、
よろしければご覧ください。

(プロフィール欄よりオンラインショップにリンクしています。
今回は、先着販売後に抽選販売も行い、全てのお品は国内発送になりますので、送料も変更になります。)

#maisonlocre
#locré
#フランスのうつわ
#アンティークのある暮らし
#decorauxbarbeaux


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

1,034

17

2020/8/29

フランスアンティーク ランスタンを見た方におすすめの有名人