瀧口友里奈のインスタグラム(yurinatakiguchi) - 9月14日 06時08分



#瀧口友里奈の本棚からこの一節 📚》8冊目

30年以上連載を続け、累計発行部数1億部を突破している、大人気少年漫画「ジョジョの奇妙な冒険」。

名作すぎて、なぜに今?!と思われるかもしれないのですが、コロナの自粛期間中にひょんなきっかけから読み始め、あまりに面白くて現在連載中の8部まで、アニメも合わせて読破。

どうすればこんなに面白くて美しい漫画を30年以上も書き続けられるのだろう?!しかも面白さも美しさも進化し続けている!!と、作者の荒木飛呂彦先生のインタビューなどを見漁っていたのですが、荒木先生ご自身が執筆したこちらの本もとても面白かったです。

主に漫画家を志望する人たちに向けて書かれた一冊なのですが、「企業秘密を公にするのですから、僕にとっては、正直、不利益な本なのです」と帯にある通り、とにかく荒木先生の脳みその中身が丸見え。

「ジョジョ」はかなり独特な世界観で描かれている作品なのですが、荒木先生ご自身は意外にも「ジョジョ」を「王道の作品」と称していて、本書は荒木先生の考える王道の漫画道=「黄金の道」について書かれています。

読めばなるほど、荒木先生の中に”ヒットの方程式”のようなものがかなり明確にあることがわかります。
ご本人もおっしゃる通り、クリエイティブな仕事に向き合っている人だけでなく、あらゆるビジネスパーソンの方のヒントになりうるような一冊だと思います。

荒木先生は「描いたものは忘れる」ことを信条としていて、描き終わった瞬間は達成感があるけれども常に「描いたものは忘れる」というスタンスで、過去を振り返らないと言います。
「もし『自分は傑作を描いた!』と満足したら、次に何を描くかというアイディアが生まれなくなってしまうと思うからです。同じ理由で、人から褒められてもそれを本気にはしません。褒められて伸びるのは子どもだけで、むしろミスや失敗から次の作品へのヒントをもらい、描き続けられるのだと思います」とのこと。

そこでふと思い出したのが、スポーツ番組のキャスターを担当させていただくことが多かった20代前半の頃の、スーパーGTレース(国内最高峰モータースポーツ)番組でのドライバー(レーサー)たちへのインタビュー。
「自身の思い出に残っている過去のレース」を聞くコーナーで、意外にも自分が優勝したレースではなく、負けた悔しいレースを挙げる選手が多かったのです。悔しさがまだ新鮮な状態で選手の身体からほとばしっている感じを今でも覚えています。

また、長年にわたって帯の生放送の番組を担当されている、敬愛する偉大な先輩、テレビ東京の佐々木明子アナウンサーも「今まで自分の仕事に全て満足できたという放送は一度もないよ。毎回、ここはこうすれば良かったというものがあるの」とお話しされていたことを思い出します。

一流の仕事を続ける方達の共通点を垣間見たように思います。


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2020/9/14

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