eriさんのインスタグラム写真 - (eriInstagram)「吉田さんが、一枚の大きな布を見せてくれた。  様々な藍色の絹の織物がつぎはぎされていて、至る所に穴や裂けを修繕した跡がある。 絣のもの、美しい染付けのもの、濃い藍色や使い古して色褪せた藍色のものが一枚の大きな布地になっているのだ。  これは、 昔、絹織物を着ることを許されなかった身分の農民が、 絹に憧れて当時の古着屋(古着屋!) で絹の端切れを見つけては買い、 それを縫い合わせて布団カバーに仕立てたものだそう。  この仕事をしていて、今更ながらに当時の織物、布地の貴重さを思い知る。  原料を育て、糸をつくり、それを手で織り、手で染め、手で柄を描き刺繍を施し、手で縫い上げ着物にする。 そりゃあ、着なくなったからといってもちろん捨てることはないし、 ぼろぼろになってもなお、こうしてついで、はいでは使っていく。 織物は人の手の温もりの中を生きいずれ自然に還っていった。  当時の当たり前が今はどうだろう、 現代では服なんてものは数回着れば満足されてしまうことが当たり前、になっているんじゃないか?  すべていちから手作りがいい、 高級ならいい、 という話じゃない。 今は "もの"と心の距離が遠すぎるのだ。  近頃、ものづくりの背景を人々が求めるようになってきたのは単にSNSでそれを語りたいがためだけではないだろう。きっとものと自分の関係性の希薄さに違和感を覚えつつあるのだと思う。 なんかおかしいな、と。  ものを大切に思ったときに心に灯るともしびのあたたかさに気づく瞬間が誰にでもあるはずだからね。  ものをつくる人間として ものを買う人間として この日に思ったことを噛み締めて生きていこう。  #大麻布成長記」10月18日 22時03分 - e_r_i_e_r_i

eriのインスタグラム(e_r_i_e_r_i) - 10月18日 22時03分


吉田さんが、一枚の大きな布を見せてくれた。

様々な藍色の絹の織物がつぎはぎされていて、至る所に穴や裂けを修繕した跡がある。
絣のもの、美しい染付けのもの、濃い藍色や使い古して色褪せた藍色のものが一枚の大きな布地になっているのだ。

これは、
昔、絹織物を着ることを許されなかった身分の農民が、
絹に憧れて当時の古着屋(古着屋!)
で絹の端切れを見つけては買い、
それを縫い合わせて布団カバーに仕立てたものだそう。

この仕事をしていて、今更ながらに当時の織物、布地の貴重さを思い知る。

原料を育て、糸をつくり、それを手で織り、手で染め、手で柄を描き刺繍を施し、手で縫い上げ着物にする。
そりゃあ、着なくなったからといってもちろん捨てることはないし、
ぼろぼろになってもなお、こうしてついで、はいでは使っていく。
織物は人の手の温もりの中を生きいずれ自然に還っていった。

当時の当たり前が今はどうだろう、
現代では服なんてものは数回着れば満足されてしまうことが当たり前、になっているんじゃないか?

すべていちから手作りがいい、
高級ならいい、
という話じゃない。
今は
"もの"と心の距離が遠すぎるのだ。

近頃、ものづくりの背景を人々が求めるようになってきたのは単にSNSでそれを語りたいがためだけではないだろう。きっとものと自分の関係性の希薄さに違和感を覚えつつあるのだと思う。
なんかおかしいな、と。

ものを大切に思ったときに心に灯るともしびのあたたかさに気づく瞬間が誰にでもあるはずだからね。

ものをつくる人間として
ものを買う人間として
この日に思ったことを噛み締めて生きていこう。

#大麻布成長記


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2020/10/18

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