海江田万里のインスタグラム(kaiedabanri) - 10月26日 16時34分

午後開かれた２回めの衆議院本会議で、菅総理の所信表明演説が行われました。
今国会も新型コロナウイルス感染対策のため、採決以外は、本会議場に入る人数を半分にすることになっています。
今日は、座席番号が奇数の議員が本会議場に入ることになり、私は議場で菅総理の演説を聞きました。
首相就任から４０日以上経った菅総理初めての国会での演説でしたから、少しは国民向けに自分が目指す国のかたちに対する考えを披瀝するかと思っていましたが、官僚の作った文章を淡々と読み上げるだけでした。安倍演説で多用された歴史上の人物の逸話や地域で輝いている人のエピソードなどは皆無であったことも菅演説を平坦なものにした原因です。菅政権にスピーチライターはいないことがはっきりしました。
テレビを通じて、総理の演説に耳を傾けていた人の中でも今日の演説に失望した人が多かったのではないでしょうか。
菅総理の２５分間の演説の中で、自民党席から拍手が湧いたのはたったの１回、「２０５０年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを、ここに宣言します。」と発言したときだけでした。
もうひとつ、演説の中で気になったのは、自民党総裁選に際して「安倍政治を継承します」と言いながら、その安倍政治に対する言及が行われたのは、これもたった１回「今後もアベノミクスを継承し、更なる改革を進めてまいります。」の部分だけでした。
外交・安全保障の面で安倍政権の果たした役割についての評価があるかと思いましたが、安倍総理の名前は一切出ませんでした。冷静に考えれば、あれだけ「地球儀をふかんする安倍外交」と喧伝し、世界を回りながら、見るべき成果は何もなかったのですから、菅総理は安倍外交を賞賛したくてもできなかったということなのかもしれません。
菅総理の安倍前総理に対する無関心さと、そんな菅総理の演説に対する自民党席の議員のシラケぶりが目立っていました。
２８日・２９日の本会議で、今日の所信表明演説について、各党代表者による質疑が行われる予定です。
（写真は、NHK中継より）

#立憲民主党　#衆議院議員　#海江田万里　#所信表明演説

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