菊池亜希子のインスタグラム(kikuchiakiko_official) - 11月23日 18時02分

バナナニット物語🍌

@jicca___ で作ったバナナニットは、こどものために考えた洋服のように見えるかもしれませんが、そもそもは「バナナどーんなセーターを自分が着たい🔥」という超個人的欲望からスタートしました。

相方のなみちゃん @moi_okada に電話で「実寸大のバナナが編み込まれたアランニットを作りたい」と相談したところ、「バナナええやん！」と前のめり気味で返され、そこからこの企画は猛スピードで進んでいきました。

今回制作をお願いしたのは、大阪にある家族経営の小さなニット屋さん。雨の日も風の日も、なみちゃんがえんやこらせと打ち合わせに通い、私はオンラインで参加させてもらったりしながら、バナナがより立体的に魅力的に見えるような編み方を何度も何度も試してもらいました。

編み上がったバナナのサンプルを見ながら、大のおとなが「ここをもっとぷりっと」だとか「ちょっともっこりしすぎ？」と大真面目に話し合いを重ね、そうしてようやくバナナニットは完成しました。全て手編みなので、1着編み上げるのにだいたい10日から2週間ほどかかるそうです🍌👏

そもそも私は、アランニットが大好きでたくさん持っているのですが、アランニットってウール100%のものがほとんどで、ウール特有のゴワッ！ギュッ！とした重量感がアランニットの良さってのは重々わかっているのだけど、首回りがチクチクするのが本当に苦手で。それでも可愛いから着るんだけど、やっぱり疲れちゃう。それに、こどもの場合は、チクチクする時点で着てくれなかったりする。

そんなわけで、毛糸選びにはとてもこだわりました。優しさを重視しすぎて編み上がりが華奢になってしまうと、アランニット特有のざっくり無骨な雰囲気が半減してしまうので、肌に優しく、尚且つざっくりボリュームの出る毛糸を使用しました。
肌への優しさは混率だけでは判断できないので、編み始める前に毛糸玉を送ってもらい、首やほっぺに当ててチクチクセンサーが発動しないかチェックしました🚨

バナナニット物語。話したいことはまだまだあるのですが、長くなってしまうのでひとまずこのへんで。

今回、 @jicca___ をブランドではなくてプロジェクトにしようと思った理由のひとつに、「〝モノ〟を作るだけじゃなくて、ものづくりにまつわる物語も一緒に届けたい」という思いがあって。そんなわけで、そういったあれこれも一緒にお届けできるよう、ただいま洋服づくりと並行して責任編集zineを企画中です🔥 （発売日は超未定🙈）

jiccaの話に限らず、最近こんな感じよってな具合に、気楽に自由に、みなさまにお手紙を書くような気持ちで作れたらなと考えておりますので、そちらもどうぞよろしくお願いします📖

#bananaknit
#jicca___

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• 大辻隆弘