岡本玲のインスタグラム(rei_okamoto) - 12月3日 21時33分
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劇団時間制作 舞台『迷子』
11月29日に無事終幕いたしました。
改めて、ご来場いただきました皆様、配信でご視聴くださった皆様、ありがとうございました!
ご時世という言葉はもう聞き飽きたかもしれませんが、こんなご時世に劇場で舞台を上演できたこと、ひとりも欠けずに無事終幕できたこと、お客様に生で観ていただけたこと、今までだったら当たり前だったかもしれないその奇跡みたいな事たち、その有難みをあらためて噛み締めています。
感染対策について劇団の方々、制作スタッフの方々が時間をかけて沢山話し合ってくれました。稽古期間中も皆が対策を怠らないよう厳しく眼を光らせてくださいました。劇場に入ってからも、お客様に少しでも安心していただけるようにと席数の工夫や、丁寧で細やかな消毒、換気等を徹底してくださりました。
最後まで無事駆け抜けられたのはスタッフの皆様のおかげだと本当に感じています。ありがとうございました!
この作品はどんなに掘っても、どのように登っても、なかなか越えられない高い壁のような作品でした。千穐楽終わった今でも、まだまだ答えが見えてないような、もっと役としての道も、役者としての方法も、ほかにあったんじゃないかと自問自答を繰り返してしまう作品です。
こんなにひたすらに重く苦しい作品なのに、稽古場は明るくてエネルギーに満ちいていて、いつも優しさと愛に溢れていて。最後まで踏ん張り切れたのは、座組みんなのすばらしい人間力のお陰。たまーに「もう、逃げ出したいね、、、🤤」なんて軽い?冗談を挟みながら、みんなで課題を一歩一歩乗り越えていきました。
こんなにいい座組はなかなかないんじゃないかなってくらい、素敵な方たちばかり。
なんかね、あらためてね、お芝居って技術だけじゃなくて、一番大事なのは『人柄』なんだと心から思わせられた1ヶ月半でした。この出会いに心から感謝。
そして最後になりましたが、劇場に足を運んでくださり、本当に、本当にありがとうございました。
きっといろいろな不安や想いがあったことと思います。
演劇はお客さまに観てくださってやっと完成するものと言いますが、本当にその通りで、客席の皆さんの眼や息遣い、集中してくださるその空気で、その2時間の空間が出来上がるんだと、「お客さまと一緒に空間を作ってるんだ!」と毎回公演が終わるたび、高揚していました。
だから演劇って楽しい。
たくさんの方に劇場に来ていただけたこと、幸せの極みでした。本当にありがとうございました!
わたしの人生はきっとずっと迷子の途中かもしれないけれど、一旦、この『迷子』からは抜け出そうと思います。
また皆さまに生の演劇をお届けできるよう、精進いたします。
舞台『迷子』に携わった全ての皆様、ご来場、ご視聴いただいた皆様、本当にありがとうございました!!
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2020/12/3