鈴木貴子のインスタグラム(_takako.suzuki_) - 12月12日 08時53分


長いですが、ぜひお付き合いください。

氏の継承と選択的夫婦別氏制度について導入すべく議論を重ね制度を考えていくべきと考えます。
まず、お伝えしたいのはこの問題はイデオロギーの対立にしてはなりません。
保守VSリベラルでは、ありません。
なぜなら、
全国各地にその地域に根付いた、由来した氏があるかと思います。
この地域には、◯◯さんが多い、など。
そういった正に伝統や文化があるからこそ、もしくは生まれた家に想いがあるからこそ
氏を継承したい、という方は世の中にいらっしゃいます。
そしてその考えは正に伝統、文化、歴史を重んじる保守的な考えといっても良いのでは?
つまり、氏の継承・選択的夫婦別氏をもとめる背景には様々な考えと幸せの価値観がある、ということです。

夫婦が別々の氏を名乗ると家族の絆・連帯感に影響がある、
日本の伝統や文化が壊れる、という考えもよく聞かれます。

しかし、
内閣府の「家族の法制に関する世論調査」によると
「家族の名字(姓)が違うと、家族の一体感(きずな)が弱まると思う」と答えた者の割合が31.5%、「家族の名字(姓)が違っても、家族の一体感(きずな)には影響がないと思う」と答えた者の割合が64.3%となっている。
そもそも「絆」「一体感」「和」という日本人が大切に思う価値観は、表層的な結び付きや関係ではないはずです。
この6割以上が、影響ないといっている現実を尊び、国民を信じるべきではないでしょうか?

子どもへの影響を懸念する声もあります。
子どもの権利や健やかな成長は いついかなるときも、尊重されなくてはなりません。
子ども、子どもの成長にとって“影響”があるのは、氏の不一致ではなく夫婦間の関係、調和がはかれているか否かでは?

他の選択肢なく夫婦同氏だけの制度は先進国ではも日本だけです。
世界の中でかなり特異です。
ちなみに、、夫婦の姓をつなげた「結合姓」を認める国もあり、
法律で同姓を義務づけている国は世界を見渡しても日本しかないとされます。

氏の継承、選択的夫婦別氏が子どもに影響がある、というなら
世界の子どもたちはどうなるのでしょうか?

また、「自分の結婚でも問題にならなかった」などという発言も聞かれます。
問題がなかったことは喜ばしいことです。
が、問題なのは不条理、苦痛を感じている人がいるということなんです。

少子化、また一人っ子が増えている現実からも目を背けることはできません。

選択的夫婦別氏を導入すべき背景は、
問題、困難、不条理、不利益を感じる方の救済だからです。

自民党の中でも毎回二時間を越える議論をしています。
反対の皆さんからは、
「文化がこわれる」「日本独自の文化、歴史をまもれ」「家族になるということは、そういうことだ」「通称使用の拡大でいいじゃないか」「歴史と伝統、日本が揺らぐ」と。

いまの現行法によって事実婚となっている方も多くいらっしゃいます。国会議員の中にもいましたし、いるのでは?
同氏でも離婚される夫婦もいます。3組に1組は離婚が現実です。
国会議員でももちろん、いるのでは?同氏で絆を感じていたのに、一体感を強めたのに、不倫が指摘されたこともあったのでは?

とにもかくにも、、、、
私が言いたいのは
保守の真髄は多様性・包摂と現実に向き合った課題解決の姿勢では?
これが幸せの形ですから当てはめてください、ではなく
それぞれの幸せのかたちを応援していく、
ため息を減らして、幸せ、笑顔、安心を拡げる努力をする。
それが政治の役割ではないでしょうか?

さまざまなお考えがあるかと思いますが、
互いを敬い、冷静な議論のなかで具体的な制度設計、
考え得る課題の解決を模索していきたいと思います。

最後の写真は我が家の箱入り娘たちです。
彼女たちが大きくなったときに、彼女たちが描く、望む幸せを
しっかりと掴みとれますように。
そして、素敵な出会いのなかで幸せになり、誰かを・周りを幸せにできますように。


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2020/12/12

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