吉家章人のインスタグラム(akihitoyoshiie) - 12月19日 18時50分

テーブルを囲むユダヤ人家族。テーブルには蝋燭が。蝋燭の火が消えていくとカラーからモノクロへ。観客は映画の過去へと誘われる同時に映画の世界にも誘われる。素晴らしい映像表現に引き込まれ完全に心を掴まれる。

ナチスの将校アーモンゲート役を演じるレイフファインズが登場してから人が簡単に殺されるシーンが増える。目を覆いたくなる。フィクションだが過去なら起きたであろう事実を元に描いているのでノンフィクションに思えてくる。

冷酷な将校のレイフファインズの名演技が光る。誰も居ない一人のシーンで鏡の中の自分に「赦す」と問いかける。撮られているとは思えない名演技。本当に一人で鏡の中の自分に問いかけいる。
撮られているとは思えない演技、が日本人とは違う。日本人はどうしても撮られていることを前提に演じているのが伝わってしまう。

イザックシュターンの控えめな男だが真の強さが原動力となり、シンドラーの葛藤が勇気に変わる。

過去の出来事を描くだけでなく人間を描いている。リーアムニーソン、ベンキングスレー、レイフファインズ、この三人の演技の化学反応はイギリス仕込みか。イギリス人俳優の演技力は本当に凄い。準備がしっかりできている。後は現場でスピルバーグを信じての身を任せれば良い。
#シンドラーのリスト
#ベンキングスレー
#リーアムニーソン
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