Nyankichi Noranekoのインスタグラム(noraneko_nyankichi) - 1月14日 20時43分

【ニャン吉の明治日本の産業革命遺産への旅 第三弾！韮山エリア】

これがなければ東京のお台場は存在しなかったかもしれにゃい！？
静岡県にある2つの世界遺産のひとつ、韮山反射炉（にらやまはんしゃろ）

軽くおさらいしま－す！
反射炉とは・・・
鉄を溶かして大砲を作る炉のことにゃり。

韮山反射炉は・・・
幕府の命を受けた、韮山代官の江川太郎左衛門英龍（えがわたろうざえもんひでたつ）と、その息子の英敏が造りました。

嘉永6年（1853）のペリー来航により、外国の脅威にさらされていた当時の日本。
江戸湾海防の実務責任者となった江川太郎左衛門英龍は、幕府に反射炉の建造を命じられ、蘭書の記述だけを頼りに反射炉の建造に取り組みました。

これは、たいへんなお仕事だったうえに・・・
基礎工事が始められていた、下田港に近い賀茂郡本郷村（現下田市高馬）の反射炉建設地内に、下田に入港していたペリー艦隊の水兵が進入するという事件が起こり・・・
急きょ、建設地を韮山代官所に近い田方郡中村（現伊豆の国市中）に移転することになったりしました。

そうこうしているうちに・・・
安政2年（1855）の正月、彼は病死してしまいます。
そして・・・
跡を継いだ息子の英敏が、同じ頃、反射炉の建造を行っていた佐賀藩士の助けを借りて、安政4年（1857）11月に着工から3年半の歳月をかけて完成させました。

現在、実際に鉄を溶かした反射炉は、この韮山反射炉しか残っていないそうにゃりよ！

江川家第36代当主で、韮山代官であった江川太郎左衛門英龍は・・・
「世直し江川大明神」というのぼり旗が立つほど、民衆のことを考えて政治を行った人にゃんだって！

偉大な父親の後を引き継いだ英敏氏は、さぞかし大変だっただろうと思うにゃり。

おまけの、【江戸末期コソコソ噂話】
東京にあるお台場は、江川太郎左衛門英龍が韮山反射炉で造った大砲を置くために造ったんだって！
ニャンと！日本にパンを広めたのは彼で「パン祖」という称号ももらっているそうにゃりよ！

※韮山反射炉は令和３年１０月３１日まで修復工事中です。
工事用の布で覆われ、外観が見られない期間があります。ご注意ください。
（ガイダンスセンターは開館しています。）
@izunokuni_official_kankou

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